日野とドコマップジャパンがデータ連携を開始、DoCoMAPに日野のコネクティッドトラックが対応

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日野自動車と、株式会社ドコマップジャパン(本社:東京都港区、社長:浦嶋一裕、以下「ドコマップジャパン」)は11月30日、データ連携を開始し、ドコマップジャパンの動態管理ソリューション「DoCoMAP」で日野のコネクティッドトラック専用プランの提供を始めると発表した。車両に新たなデバイスを追加する必要なく、安価で高機能な動態管理ソリューションを手軽に導入可能とすることで、トラックの稼働効率化に貢献する。なお、12月より全国のフジホールディングスグループ企業10社トライアル運用を行い、来年4月より一般ユーザー向けのサービス提供を開始する。

昨今、社会課題となっている物流の最適化に向けて、車両・積荷・インフラ等のさまざまなデータやデジタル技術を活用したソリューションの早期実装・普及拡大が求められている。ドコマップジャパンは、「DoCoMAP」に代表されるIoT技術を活用した高機能な車両管理ソリューションの提供を通じて、運送事業者の抱える課題解決に貢献するための取り組みを推進。また、日野も従来の事業領域である車両・サービスの提供にとどまらず、カスタマーから預かったデータにさらに付加価値を付けて還元するという、コネクティッド領域の取り組みを積極的に推進している。

「DoCoMAP」は、車両に取り付けたGPS端末からの位置情報で、車両の位置をGoogleMaps上に表示・管理する動態管理サービス。PCのブラウザで専用サイトにアクセスすることで、車両の位置情報が簡単に確認できるほか、GoogleMapsの機能を利用して、渋滞情報やストリートビューなどの機能を直接利用することが可能。また、車両の走行した軌跡を地図上に表示すると同時に、速度と時間が連動したグラフを表示したり、過去1年分の履歴をカレンダーより簡単に呼び出し、確認することも可能となっている。

今回は、ドコマップジャパンの「DoCoMAP」のデータベースに日野のコネクティッドトラックの位置情報と車速データの連携を開始。これにより、新たなシステム構築やデバイス追加といったハード面での負担なく、「DoCoMAP」の車両位置把握をはじめとするリアルタイムでの車両動態管理機能の利用が可能となった。

 

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