スズキは11月26日、浜松市及び公益財団法人浜松市花みどり振興財団と連携し、はままつフラワーパークでスズキが開発した電動アシストカート「KUPO(クーポ)」の利便性を検証する試験運用を開始すると発表した。
「クーポ」は、歩行を補助する電動アシストカートから、乗って移動できる電動車いすにもなり、生活を支援し歩く嬉しさを提案する「歩く・広がるモビリティ」として開発された活動支援モビリティ。2018年に初代コンセプトモデルを発表して以来、改良を重ね、現在のモデルは4代目となる。
「1台で電動歩行補助具と電動車いすの機能を兼ねることや、プロトタイプの段階でモーターショーなどに何度か出展し、反響を参考にしてデザインを磨き上げ熟成の成果が伝わってくる。」と評価され、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン金賞」(経済産業大臣賞)を受賞した。
スズキは、体験試乗等を通して、同社がカスタマー視点の多様な活動支援モビリティの開発に取り組んでいることを紹介すると共に、幅広いカスタマーより直接意見を聞き、「クーポ」や今後の商品開発に活かしていくと述べている。
【試験運用の概要】
- 実施期間:令和3年11月29日(月)~12月下旬
- 会場:はままつフラワーパーク(浜松市西区舘山寺町195番地)
- 内容:スズキが開発した電動アシストカート「クーポ」による園内移動を体験し、利便性を検証する。