トヨタ東京自動車大学校がシーポッドを導入、スマート社会に対応する人材育成に活用

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トヨタ東京自動車大学校(上田博之校長、東京都八王子市)はこのほど、トヨタ自動車が昨年末限定販売を開始した、2人乗り超小型電気自動車のCpod(シーポッド)を導入した。トヨタ自動車直営の自動車整備士育成の先進校として、小型電気自動車の利用体験や、CASEやMaaSの教育に活用していく。

納車式ではネッツトヨタ多摩元八王子店・中島淳店長(左)からキーが手渡された

10月19日、同校で行われた納車式で上田校長は「当校では、SDGsやカーボンニュートラルの取り組みの一環としてミライやプリウスPHV等、電動車を教材として揃えている。これらを通じ、単に自動車整備士を育成するだけではなく、これからはモビリティ社会の一員という意識を学生の間に醸成させたい」と述べた。

挨拶する上田校長

同校では、今年8月にソーラーパネルを増設し、再生エネルギーの利用も促進している。また、10年前に1年課程のハイブリッド・EVを創設し、6年前に2年課程のスマートモビリティ科へと発展。現在、国内の専門学校で唯一スマート分野に特化した教育を行っている。

ヴィークルパワーコネクタを介して外部給電機能が紹介された

今回導入した超小型電気自動車は、こうした教育に最適な教材となるだけでなく、学園祭や地元の環境啓蒙イベントでの活用や、災害時に地域との連携の場での電源活用といった活用方法も考えられている。

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