使いやすさを追求、タフに遊べる大人のツール
趣味やレジャーなど、遊びの道具としてアクティブにキャンピングカーを活用したい人に最適なモデルがこのコルドシリーズだ。全長は5m未満とジルシリーズよりもコンパクトで、豊富なオプションパーツを自分の好みに合わせて設定が可能。フレキシブルでコストパフォーマンスが高いモデルとして人気だ。
ラインアップは、2020年に刷新した「コルドバンクス」と今年モデルチェンジした「コルドリーブス」の2タイプ。ペットとの旅をテーマにした「コルドランディ」は現在、ベース車の刷新に伴い製造を一時ストップしている。
カウンターキッチンを新採用「CORDE LEAVES」
今年の「ジャパンキャンピングカーショー2021」では、第3回で紹介する「アストラーレCC1」とともに注目を集めたのが新しくなったコルドリーブスだ。外観はFRP一体成形で安全性の高いCSボディとなっており、バンク部の流れるようなラインが強調されたデザインとなっている。
外部収納の大きさは同モデルの魅力の一つ。車内からもアクセスできる後部収納に加え、車体サイドやリヤ下部などにもFRP製の収納庫を採用。水洗いできるので、趣味のスポーツやレジャー用品なども汚れを気にすることなく収納できる。また、マルチルームも外部アクセスが可能になっており、収納庫としても使用ができる。
内装の大きな変更点は、リビング方向と対面できる位置に設えたカウンター式キッチンの採用だろう。リビングでくつろぐ家族や仲間との会話を楽しみながら料理できるのもうれしい変更点だ。リビングはジルを踏襲したレイアウトで、クラス最大級の広さが確保されている。
就寝時は、簡単に展開できるバンクベッドに加え、リビングシートをベッド展開すれば大人3人がゆったり眠ることができる。また、白色系の平面発光LEDの採用で、室内は明るく落ち着いた空間となっている。
内装色は、ダークブラウンとライトブラウンの2色から選択可能。またFFヒーターやルームエアコンは標準装備。FRP製エントランスフロアや熱や水に強い化粧板、汚れにくいビニールレザーとファブリックを融合させたシート生地を採用するんど、タフな使い方を想定したモデルとなっている。
リヤに多目的スペースを採用した「CORDE BUNKS」
一方、コルドバンクスはリヤに大型収納庫兼2段ベッドを採用したレイアウトが特徴だ。
使い方次第で可変できる大型スペースとなっており、庫内にはハンガーを掛ける長押(なげし)やハンガーポールなども設置。趣味やスポーツ、レジャー用具を収める用途にも適している。
ステンレス製シンクと2口コンロが備わったキッチンは十分な広さを確保。収納スペースも多く、助手席の後方には多目的に使えるマルチフロントラックも採用されている。
バンクベッドも十分な広さを誇り、読書灯が各ベッドの枕元に備わっている。リビングをベッド展開すれば、バンクベッドとあわせて大人5人の就寝が可能だ。
また、ジルシリーズと同様に、今後は新型カムロードへのベース車両変更により、クルマ自体のベース性能がグレードアップ。一部価格帯も変更される予定だ。
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