ボルボ・カー・ジャパンは7月9日、チャイルド・セーフティ啓蒙活動において、社団法人日本子育て支援協会が選定する「日本子育て支援大賞 2021」を受賞したと発表した。「日本子育て支援大賞」は、子育てを経験した両親、さらにはその祖父母が実際に“役立った価値”を評価する賞。今回は、ボルボによる乳幼児を含めたこどもたちがクルマを使用して移動する際の安全を啓蒙する長年に渡る活動が評価されて受賞となった。
ボルボは1959年に3点式シートベルトを発明し特許を取得したが、その特許をシートベルト普及のため無償公開。チャイルド・セーフティに対する取り組みについては、1964年には後ろ向きチャイルドシートのプロトタイプをPV544に装着して実験を開始。同社では4歳になるまでは後ろ向きチャイルドシートを使用することを強く推奨しており、その理由も含めて、「知識が命を救う」という考え方のもとで続けてきた日本での啓蒙活動が高く評価され今回の受賞となった。
今回の受賞にあたり、日本子育て支援協会の吉田勝彦理事長は、「子育て世帯にクルマはとても便利ですが、何といってもお子さんの安全が第一です。しっかりとした知識の普及は欠かせません。赤ちゃんの安全のために、後ろ向きチャイルドシートを啓発するなど、企業全体がチャイルド・セーフティに取組む姿勢を評価しました」と語った。