ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー (Nasdaq: GT)は6月7日(現地時間)、2月22日に発表した最終合意に基づき、クーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーの買収を完了したと発表した。同社は、統合後は顧客や消費者がグッドイヤーブランドおよびクーパーブランドのタイヤをより選びやすくなるよう、幅広い選択肢を提供すると述べている。
今回の統合により、①世界のタイヤ業界におけるリーダーとしての地位を強化、②補完的な2つのブランドのポートフォリオを組み合わせ、より包括的に提案を強化、③短期的かつ長期的に大きな財務効果、④生産と流通の観点から、大きな付加価値を生み出す機会、⑤新しいモビリティとフリート向けソリューションへの投資規模を拡大、などが期待できるとしている。
今回の買収完了に際し、グッドイヤーの会長兼CEO兼社長のリチャード・J・クレーマー氏は、「グッドイヤーとクーパーが正式に統合され、消費者と顧客への革新的で高品質な商品とソリューションの提供を重視するという共通認識のもと固く結束できることを嬉しく思います。この統合により、グッドイヤーは世界中のより多くの消費者にサービスを提供することができ、新しいモビリティとフリート向けソリューションへの投資規模を拡大することができます」と語った。