グローバルタイヤメーカーであるコンチネンタルは5月20日(独現地時間)、元F1ワールドチャンピオンであり、サステイナビリティ起業家として知られるニコ・ロズベルグ氏が、新しいブランド・アンバサダーに就任したと発表した。
ブランド・アンバサダー就任に際し、ロズベルク氏は、「持続可能性、技術、安全性を活動の中心に据えているパートナーと一緒に働けることを非常に誇りに思います。私と同じように、コンチネンタルも持続可能なモビリティを実現することを強くコミットしています。そのためには、タイヤ分野の開発と革新が不可欠です。このような価値観の共有が、私たちの協力関係の基盤であると考えており、一緒に仕事ができることをとても楽しみにしています」と語った。
【新電動SUVレースシリーズ「エクストリーム E」とその活動をサポート】
コンチネンタル、ロズベルグ氏は共に新電動SUVレースシリーズ「エクストリーム E」とその活動のサポートを行い、4月にサウジアラビアの砂漠で開催された「エクストリーム E」の初戦でロズベルグ氏が率いる「Rosberg X Racing(ロズベルグ・エクストリーム・レーシングチーム)」が優勝を果たしている。「エクストリーム E」は気候変動の影響に注目し、レース開催地域での気候保護プロジェクトを推進することでその対策を打ち出しており、コンチネンタルでは「エクストリーム E」のシングルタイヤサプライヤーとして全チームが使用するオフロードタイヤ「CrossContact Extreme E(クロス・コンタクト・エクストリーム E)」を供給し、レースシリーズの創設から携わったメインスポンサーとして「エクストリーム E」とその活動をサポートしている。
ニコ・ロズベルグ氏は、2016年にF1ワールドチャンピオンのタイトルを獲得。現役引退後は、気候変動対策に目を向けた持続可能なモビリティ・ソリューションや環境に優しい技術への移行を推進する活動などを行っている。また投資家として、革新的な製品やサービスを開発・提供するサステナブル関連のスタートアップ企業を幅広く支援し、これまでに環境・気候保護に関する欧州文化賞をはじめ数々の賞を受賞。また過去数年間に渡って、ダボスで開催される世界経済フォーラムにおいて新しいモビリティ・ソリューションについて訴えを行ってきた。さらに、持続可能なモータースポーツにも取り組んでおり、今回の「エクストリーム E」に参加することとなった。