三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は4月20日、国内販売拠点改良を目的とした「ミライ」プロジェクトとして、新たに春日部支店(埼玉県北葛飾郡杉戸町)の移転を決定したと発表した。新店舗の着工は2021年第3四半期を予定しており、2022年内の移転完了を目指す。
「ミライ」プロジェクトは、高品質なサービスをカスタマーに提供するとともに、従業員の労働環境を改善することを目的に、国内販売拠点の再建、移転、設備や施設の改良を実施するため2019年3月に発足。プロジェクト開始以来、2021年4月時点で8拠点の改装・新設を完了しており、プロジェクトの枠組みにおける移転としては、春日部支店が金沢支店(石川県金沢市)に続き2か所目となる。
春日部支店は、東北地方への大動脈である国道4号線と運送・物流の車庫・倉庫が集中している国道16号線の両方に近く、将来的に「東埼玉道路」の延伸も計画されている、首都圏の物流にとって重要なエリアに位置している。移転先は、国道4号線バイパスと16号線の交差点にさらに近くなり、敷地面積が約3倍となるほか、建物も倍の規模に拡張し、カスタマーの利便性も向上する。
また、同支店には「ミライ」プロジェクトで導入を進めている「デジタルサービスセンター(DSC)」を導入。スタッフルームとメカエリアにモニタースクリーンを設置し、入庫状況やサービス工程をデジタルに管理することで、支店内の業務連携をスムーズにし、カスタマーの満足度向上と従業員の業務効率化を図る。
【「春日部支店」概要】
- 拠点名:春日部支店
- 現住所:〒345-0023 埼玉県北葛飾郡杉戸町大字本郷752
- 移転先住所:埼玉県春日部市下柳字田中 ※開発地域のため番号等は今後決定
- 移転予定時期:2022年中