4月10日(土)・4月11日(日)に2021年スーパーGT第1戦が岡山国際サーキットで開幕し、日産/ニスモ陣営は、GT500クラスに#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田 次生/ロニー・クインタレッリ)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手 晃平/千代 勝正)、#12 カルソニック IMPUL GT-R(平峰 一貴/松下 信治)、#24 リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星 明誠/佐々木 大樹)の4台体制で参戦。CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが9位で完走した。
4月11日(日)に行われた決勝では、#23 GT-Rのクインタレッリがスタートダッシュを決め1周目に7位となり、6周目には前車をパスして6位となった。#3 GT-Rの平手は11位、#12 GT-Rの松下が12位で序盤のポジションをキープし、7周目にセーフティカーが4周に渡って導入されたが、日産勢はポジションを維持。19周目に#12 GT-Rが11位に浮上し、#3 GT-Rは13位となった。レース中盤になり、日産勢はペースを上げ#12 GT-Rが24周目、28周目、32周目に順位を上げて9位に、#3 GT-Rも32周目には10位にポジションを上げた。
33周目、コース上にスピン、ストップしたマシンが出たことによるセーフティカー導入を見越して各車一斉にピットインを開始。日産勢も6位の#23 GT-R、9位の#12 GT-R、10位の#3 GT-Rがピットイン。#24 GT-Rはこのタイミングではピットインせずステイアウトし、セーフティーカー導入時にはトップとなり、セーフティーカーが解除された39周目には#23 GT-Rが10位、#3 GT-Rが11位、#12 GT-Rが12位となり、#24 GT-Rが44周目にピットインすると、それぞれひとつずつポジションを上げることとなった。
50周目、接近したポジション争いのなかで#23 GT-Rが複数のマシンと接触し、マシンにダメージを負うアクシデントが発生。#23 GT-Rはピットに戻ったがリタイアを余儀なくされ、このアクシデントに巻き込まれる形でコースアウトした#12 GT-Rは13位にポジションを落とした。レース終盤では混乱を切り抜けた#3 GT-Rが9位を走行し、#12 GT-Rはペースの落ちたマシンをパスして70周目に10位にポジションを挽回。2台はポイント獲得圏内のポジションをキープし、そのままチェッカーフラッグを受けた。
GT300クラスでは、5台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場。#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が予選4番手から好走を見せて開幕戦優勝を飾った。また、ポールポジションを獲得した#11 GAINER TANAX GT-R(平中 克幸/安田 裕信)は4位で完走を果たした。