横浜ゴムは4月5日、独・BMW社のBMWブランドではスポーツ・アクティビティ・ビークル（SAV）初のEVとなる「iX3」の新車装着（OE）用タイヤとして、「ADVAN Sport V107（アドバン・スポーツ・ブイイチマルナナ）」の納入を2020年９月より開始したと発表した。なお、装着サイズは245/50R19 105W、245/45R20 103W、275/40R20 106Wとなる。
「ADVAN Sport V107」は、横浜ゴムが誇る最高峰ブランド「ADVANシリーズ」のハイパフォーマンスタイヤ。今回新車装着されたタイヤはBMW社と共同開発を行い、電気自動車に必要不可欠な転がり抵抗性能において高い性能が必要とされ、発熱を従来よりも小さくするために専用コンパウンドの開発を実施。その結果、欧州ラベリング制度における最高レベルの「A」を獲得した。また、国連四輪車走行騒音規制（UN-ECE R51-03）の対応として、接地圧が均一になるようタイヤプロファイル形状、パターン面においても配列を専用設計にすることにより、加速通過音の低減を実現したほか、環境面にも配慮したタイヤとなっている。タイヤサイドには同社の承認を示す★印（スターマーク）が刻印されている。
横浜ゴムは、2021年度から2023年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2023（YX2023）」（ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン）のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN（アドバン）」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR（ジオランダー）」、そして「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げ、「ADVAN」および「GEOLANDAR」の新車装着拡大に取り組んでいる。
