トヨタモビリティ東京が運営する「レクサス西東京」がグランドオープン

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2020年9月より2期に分けて移転・新築工事を行ってきた、トヨタモビリティ東京(片山守社長)が運営するレクサス西東京が2021年3月24日に竣工し、グランドオープンを迎えた。4月10日から4月25日の14日間(除く13日と20日:定休日)、オープニングフェアも開催される。

レクサス西東京はレクサスブランドの国内創業時の2005年8月に開設。旧店舗から西(小平方面)へ約800m移設された新店舗は新青梅街道上り線に面する。旧ネッツトヨタ東京・U-Car田無店の跡地を活用したことで、55mという広大な間口を持ち存在が際立つ店舗となっている。

レクサス国内創業15周年以降(第2期)は、保有台数も拡大し下取り入庫台数も増加していることから、同社の第2期以降のレクサス店舗に共通する新車・中古車併売を前提とした店舗づくりとなっている。

約900坪の敷地面積を活かし、エントランスからショールーム、サービス工場、中古車展示場等、ワンフロアに店舗機能を集約させた。歩道沿いにあるショールームは、都内レクサス店舗最大級となる37mの間口を持ち、5台の車両が展示できる。エントランスの奥には常時9台展示できる中古車展示場があり、雨天時の商談も考慮した屋根付きとなっている。中古車を“お客様に寄り添う提案のための品揃えの一つ”と捉え、レクサスエントリー層の吸引を図り、同社が進めるレクサスオーナー倍増計画を推進する役割を担う。

店内は来店客の動線に基づきゾーン分けされ、デジタル機器類を各所に取り入れることで店舗完結型営業を実践できるようにした。その一例として、エントランスでは来店車両のナンバーを読み取り、データーベースから来店客情報をスタッフのデジタルデバイスに表示する“おもてなしシステム”により、スタッフが素早く顧客に対応できるようにした他、顔認証付きカメラにより来店客を特定し、ストックされた情報から顧客の嗜好に合わせた接遇を可能にする。

天井に取り付けられたカメラで来店車両のナンバーを確認しデーターベースと照合する
プレゼンテーションルームも7幅が.2mに広がり、実車を使った商談や納車セレモニーに使用される

一方、コロナ禍によるニューノーマル対応として、随所に換気窓を設置するともに、オーナーズラウンジには光触媒&UVA照射ランプを、キッズルームには空間除菌機を設置することで、来店客とスタッフの安全を確保した。また、SDGsへの取り組みの一例として、太陽光発電システムと急速充電器を設置し、省エネとEV普及による脱炭素への貢献も図った。

同日行われた竣工式で、トヨタモビリティ東京 レクサス本部・井上博巳本部長は、店舗スタッフに期待することとして、①大命題であるレクサスオーナー倍増計画完遂に向け、店舗が一丸となってより多くの新規顧客を獲得する、②営業は“お願い”ではなく“お役立ち”という視点に立ち、提案の引き出しを存分に使い切る、③おもてなしシステムをフルに活用した店舗ぐるみのオペレーションを構築し、常に周囲に目配りしチーム連携で顧客に対応する、という3点を挙げた。

急速充電器を設置しEVにも対応

レクサス西東京が主に担当する地域(東村山市、東久留米市、西東京市、清瀬市、小平市)は、直近4年間で各市とも世帯数が増加。中でも西東京市と小平市の増加が顕著であり、プレミアム市場でのシェア拡大と、中古車の販売増が期待される。2021年度は新車販売台数250台(中古車60台)、オーナー数1550件を計画しており、25年度には新車販売台数300台(中古車120台)、オーナー数1950件を目指す。

竣工式式典列席者で記念撮影

【店舗概要】

    • 所在地:東京都西東京市西原町4-2-2
    • 電話:042-460-3111
    • 敷地面積:2996.6㎡(906.5坪)
    • 延べ床面積:1552.1㎡(469.5坪)
    • 構造:鉄骨造2階建て
    • サービス工場:3ストール+検査ライン、洗車機
    • 各階施設:〈1階〉ショールーム、POC展示場、CPOサーチ、事務所、サービスワークショップ〈2階〉更衣室、休憩室
    • スタッフ:金澤俊彦ゼネラルマネージャー以下19名〈新車・POC:7名、サービス:6名、アシスタント:5名〉営業時間:10時~18時/定休日:火曜日
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