日産と熊本県阿蘇市、環境にやさしい電気自動車を活用した観光活性化にむけ電気自動車優遇施策を発表

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日産自動車と熊本県阿蘇市は3月25日、環境にやさしい電気自動車を活用した観光活性化にむけ電気自動車優遇施策を発表した。

 

熊本県阿蘇市(市長:佐藤 義興)は、環境にやさしい電気自動車で阿蘇市の主要な観光地に訪れた際に受けられる電気自動車優遇策を4月1日より開始。また、日産は電気自動車の普及を通して、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決に取り組む日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」推進のもと、地元の販売会社と共に阿蘇市と協力し、同施策のPRを行っていく。

 

2021年4月1日より阿蘇市でスタートする電気自動車優遇策は、対象となる駐車場の無料化、有料道路代金の割引などといった電気自動車にのみ適用される施策。日産グループと阿蘇市は、この優遇策が阿蘇市内外に広く認知されることにより、更なる電気自動車の普及を目指して連携を深め、阿蘇市の環境負荷低減と2016年4月に発生した熊本地震からの復興に取り組んでいくと述べている。

 

阿蘇市は、かねてよりSDGsの推進に積極的に取り組んでおり、自然、観光などをはじめ、SDGsの各ゴールに結び付けた施策を実施。今回の電気自動車優遇施策は、電気自動車の普及促進による、温室効果ガスの削減、観光の活性化などを目的に設定した。

 

一方日産は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいるのに加え、「ブルー・スイッチ」活動の推進においては、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決、SDGsの達成に貢献している。またwithコロナ時代において、プライベートな空間が確保できる移動手段としての視点も含め、CO2排出ゼロである電気自動車の観光地での活用法も訴求しているほか、熊本日産グループでは2014年5月に、阿蘇の観光の新たな魅力づくりや阿蘇地域の環境を守る目的に、「阿蘇をEVの聖地に!!プロジェクト」を発表し、取り組みを進めている。

 

両社は、阿蘇市が推進する環境対策やSDGsの推進と、日産が推進する「ブルー・スイッチ活動」や「阿蘇をEVの聖地に!!プロジェクト」の更なる推進に向け、電気自動車の普及と阿蘇市の観光活性化に取り組んでいくと述べている。

 

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