新・中併売店への進化でエリア内競争力強化
トヨタモビリティ東京(片山守社長)が運営する「レクサス等々力」(世田谷区中町)が3月12日に竣工式を迎え、翌13日より営業を開始した。同店はもともと、大型POC(Pre-owned Car=中古車)専売店「レクサスCPO世田谷」として営業していた店舗。今回の大規模リニューアルを機に、名称もレクサス等々力へと改称し、新車も扱う併売店として新規オープンした。
同社は現在、「レクサス東京オーナー倍増計画」を戦略の柱としている。その一環として、2019年の新店舗「レクサス浜田山」を皮切りに、2020年には「レクサス若林」、「レクサス池上」を相次いで開業する等、区内西部エリアにおけるプレゼンス向上を目指した店舗増強を進めてきた。そして今回のレクサス等々力の新規開業により、既存店舗と合わせ環八通りのほぼ半周をカバーするレクサスネットワークを完成させた。
世田谷区は都内23区最大の人口・世帯数であり、中でも店舗を構える中町は人口流入の伸びが著しく、プレミアムマーケットにおいても重要なエリアとして知られる。POC専売店から新・中併売店への戦略的リニューアルで、エリア内ブランド競争力強化を図り、新規客獲得を加速していく狙いだ。
レクサス初のタワーショーケースを採用
新店舗では、全国レクサス店初となるタワーショーケースを備えた新車ショールームを新設。高さ15m、4層構造のこのスケルトンタワーは、来店客の要望によりショーケースに1台ずつ車両を引き出して見学できる構造となっている。
限られた改装面積の中でも最大限の展示能力を確保するとともに、環八通り沿いを往来するクルマからの視認性も確保。世田谷エリアの新たなランドマークになることが期待されている。
一方ワークショップ(整備工場)は、従来の認証工場から車検が完結できる指定工場化を図ることで、よりオーナーの利便性とスタッフの作業効率向上を実現。洗車機は建屋内に設置することで、近隣の騒音対策も施している。
店舗出入口は従来通り側道側として、安全を確保した導線を採用。新たに顔認証付カメラや来店車両ナンバーを読み取り、データベースから来店客情報を知らせるシステムを導入することにより、来店様に合わせた“おもてなし”を実現。展示場は常時約45台のPOC車両が展示されている。
ショールームはニューノーマル対応で、安心・安全を提供
増改築した既存店舗には、オーナーズラウンジやプレゼンテーションルームを新設した。コミュニケーションゾーンには98インチのバーチャルショールームを配置し、レクサスの世界観やブランドの魅力を発信するだけではなく、カーシュミレーター機能を兼備。展示車補完の役割も果たしている。
また、オーナーズラウンジとキッズルーム天井には、埋め込み型の空間除菌機を設置する等、安心、安全を提供するニューノーマル対応にも取り組んでいる。
新店舗は、新車およびPOCの年間販売台数を2025年度には新・中各250台、顧客数2,700人とする高い目標を掲げている。「新・中併売店舗への進化」「タワーショーケース等の新たなランドマーク」「POC専売店として培ってきた経験豊富なセールスコンサルタントの在籍」という3つの柱を軸に、等々力エリアに根ざした“選ばれる店舗づくり”を継続していくことで、達成を目指していく。
レクサス等々力
所在地:東京都世田谷区中町1-10-13
電話:0120-921-784
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火曜・第1月曜日(4・8・12月を除く)