プジョー「3008」をマイナーチェンジ、初のプラグインハイブリッド4WD「GT HYBRID4」を設定

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グループPSAジャパンは、プジョー「3008」のマイナーチェンジを実施し、1月27日(水)より発売を開始した。また、プジョーとして初のプラグインハイブリッドにして4輪駆動となる「3008 GT HYBRID4」を設定。さらに、坂本龍一氏の楽曲を使用したTVCMを展開する。

 

新型「3008」は、あらゆる面でアップデートされており、その進化は大きく分けて、①さらにモダンに、さらに美しくなったフロントフェイス、②ADAS(先進安全支援システム)の強化、③プラグインハイブリッド4WD、システム出力300ps/520Nmを誇る電動化モデルPHEVの「3008 GT HYBRID4」の導入と純内燃機関モデル(ガソリンおよびディーゼル)の燃費向上によるエキサイティングな走りと環境性能の高次元での両立、以上3つに集約される。

<今の時代感を反映させた新世代デザインフェイス>

新世代のインスピレーションを受けてデザインされたエクステリアは、これまで以上のエレガンスをもって再構築され、新世代プジョーのデザインコードであるセイバー(サーベルの意)と呼ばれる牙状のLEDデイタイムランニングライト、フレームレスのフロントフェイス、初採用のフルLEDリアライト、あたらしいボディカラーなど、いまの時代感を反映させたテイストを採用。近未来的なフレームレスグリルとなったこと、セイバーが縦のラインを強調しホイールを強調するようにオープニングラインと呼応するような配置となったことで、よりSUVらしいダイナミックな意匠のフロントフェイスとなった。

 

GTではフルLEDヘッドライトとなり、リアフォグ点灯時に光度、角度を自動調整するフォグモードが備わり、ヘッドライトユニット内側にスタティックコーナリングライトを内蔵し、夜間の運転安全性を向上した。また、それらを視覚的に支えるバンパーはより彫刻的で多面的な造形となり、フロントフェイス全体が統合されたスタイルとなるようにリデザインされているほか、フロントフード先端には3008のエンブレムが配されている。

 

SUVらしいがっしりとしたショルダーラインと、リアドアからキックアップするウインドウグラフィックスが都会的な洗練さとダイナミズムを演出。リアにおいてはボディ幅いっぱいに広がったブラックバンドと、その中にライオンの爪あとから着想を得た三条のLEDが赤く光る3D LEDリアコンビランプを装備。ウインカー点灯時に光が流れるシーケンシャルインジケーターを採り入れ、さらに視認性を高めている。

 

外板色は全5色展開となっており、3コートで極めて明瞭性高く鮮やかなヴァーティゴ・ブルーの他に、パール・ホワイト、プラチナ・グレー、セレベス・ブルー、ペルラネラ・ブラックを用意している。

 

全グレードに新シートを採用、カラー&デザインを刷新したインテリア>

インテリアにおいては、自動車におけるUI/UXの革新、PEUGEOT i-Cockpit®を引き続き採用。i-Cockpit®は、小径ステアリングホイールを使うことで、ステアリングの上からメーターを確認することによる視線移動距離の減少、肘が下がり脇を締めたコンパクトなドライビングポジションによるステアリング操作の少ない動線などを実現している。

 

すべてのグレードのシートを、視覚的にはよりモダンに、体感的にはさらに快適になるように刷新。GT HYBRID4にはアルカンタラ®&テップレザーのライトグレー基調のシート、GT(ディーゼルおよびガソリン)にはアルカンタラ®&テップレザーのダークグレー基調の表皮を使用。これらはフロントシートヒーター、運転席メモリー付きパワーシートとマルチポるイントランバーサポートシートとなっている。Allure BlueHDiおよびAllureにはファブリック&テップレザーのダークグレー基調のものとなっている。また、GT HYBRID4およびGTに設定されるレザーパッケージオプションでは人気のナッパレザーシートを継続し、あたらしくウッドパネルにオープンポア(木材の持つ自然な導管の質感を生かした仕上げ)のダークライムウッド(アオイ科の樹木で日本ではシナノキに近似)を用意している。

 

 

そしてNEW 3008は、プジョーが提案するTHE POWER OF CHOICEを完璧に体現しており、PHEV(プラグインハイブリッド)とガソリンもしくはクリーンディーゼルのICE(内燃機関)をお客さまのライフスタイルや嗜好にあわせて選んでいただくことが可能です。あらゆる選択肢をもってCO2削減という環境問題に対してコミットしつつ、モビリティの喜びと充実を提供しています。

 

<最新の先進運転支援システム(ADAS)を全車標準装備>

プジョーフラッグシップモデル508と同等レベルの最新世代ADAS(先進運転支援システム)を備え、自動車、二輪車、歩行者、夜間検知に対応したアクティブセーフティブレーキなど基本機能は全グレードに標準搭載となっている。

◆アクティブセーフティブレーキ

508同様のプジョー最新世代アクティブセーフティブレーキ。自動車、二輪車、歩行者、夜間検知に対応している。

◆アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)

従来の高速道路における同一車線内走行を想定した運転支援機能に加え、前車が完全停止したのち3秒以内に再発進すればアクセル操作無しで追従可能。3秒以上経過した場合はワンアクションで設定速度まで回復。渋滞時の加減速にも対応している。

◆レーンポジショニングアシスト

左右の車線の任意の左右位置(無段階)をドライバーが選び、その白線から一定の距離を保ったまま走行可能。一般的には左右両車線の中央をキープするが、本システムは、左右車線内のドライバー任意の位置をキープ。乗る人の感覚に寄り添った制御ロジックが特徴となっている。ほぼ全速度域でステアリング補正を実施。アクティブクルーズコントロールとともに先進的な運転支援をドライバーに提供する。

◆レーンキープアシスト

約65km/h以上の速度で走行中、車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作がない状態で車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力発生、元の車線へと戻す。

◆アクティブブラインドスポットモニターシステム

走行中、斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車輌を超音波センサーが感知。ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯する。さらに後続車輌の進路に入ろうとした場合は、ステアリングの反力によって車線変更を抑制する。

◆インテリジェントハイビーム

自動ハイビーム切り替え機能。ルームミラー部に取付けられたカメラが常に前方の状況を分析。先行車や対向車の有無、照明の状況などにより、ハイビームとロービームを自動的に切り替え、対向車を幻惑することなく、常に最適な前方視界を確保する。

◆トラフィックサインインフォメーション

制限速度および進入禁止に関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示。制限速度はドライバーが任意でクルーズコントロールまたはスピードリミッターに連動させることが可能。

◆フロントソナー/バックソナー/ワイドバックアイカメラ

フロント、サイドおよびリアの近接ソナーを備えている。ワイドバックアイカメラはバックする際に車輌後方の状況をタッチスクリーンに投影し、またステアリング操作による距離や車輌の進行方向の表示、および俯瞰映像により精度の高い表示を提供する。また後部近接ソナーを備えている。

 

プジョー歴代市販モデル最強のトータル出力300ps/520Nmを発揮する、初のプラグインハイブリッド4WDモデル>

2.0ℓ BlueHDiクリーンターボディーゼル、1.6ℓ PureTechガソリンターボエンジン、そしてあらたに登場したプジョー初となるPHEV(プラグインハイブリッド=ガソリンエンジン+電気モーター+外部充電可能なバッテリー搭載)の4WDモデルという3つのパワートレインを設定。

 

プジョー初の電動化モデルプラグインハイブリッド4WDは、プジョー歴代市販モデル最強のトータル出力300ps/520Nmを実現。さらに高回転域を伸ばし、ハイチューンとなった200ps/300Nmの1.6ℓ PureTechガソリンターボエンジンと電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8をベースにしたPHEV専用トランスミッションe-EAT8に、フロントに110ps/320Nmの電動モーターを内蔵し、リアに独立した112ps/166Nmの電動モーター、13.2kWhのバッテリーを組み合わせている。さらにGT HYBRID4では、バッテリーのみで走行できるELECTRICモードなど、ドライバーが任意に選べる4WD、SPORT、HYBRID、ELECTRICの4つのドライブモードを搭載している。

 

バッテリーへの充電は、普通充電のみに対応しており、200V/3kWで約5時間、200V/6kWで約2時間半で満充電となる。専用充電ケーブルが付属しており、充電ポートは車輌左後方に位置している。ソケット脇にはLEDのインジケーターがあり、スタンバイ(白)、充電中(緑の点滅)、充電完了(緑の点灯)、青(充電予約中)など状態を表示する。

 

加えて、スマートフォンのアプリを利用したeリモートコントロールというPHEVならではの機能を実装。スマートフォンにダウンロードした無料のMyPeugeotアプリ(iOSおよびAndroid OSに対応)の操作により、充電器に接続されている3008HYBRID4に対してスマートフォンから充電操作ができる“リモートチャージング”と、遠隔で室内のエアコンディショニングを作動させることができる“プリコンディショニング”の操作が可能となっている。

 

<アルカンタラシートにグリップコントロールを備えた充実装備のハイグレードモデル「3008 GT BlueHDi / GT」>

フルLEDヘッドライト、運転席メモリー付きパワーシート、フロントシートヒーターなどの快適装備、そしてタイヤのトラクションを最適化して悪路走破性を高めるヒルディセントコントロール付きアドバンストグリップコントロールなどを備えた人気グレード。パワートレインは2.0ℓ BlueHDiクリーンターボディーゼルと1.6ℓ PureTechターボガソリンエンジンを設定。前者は可変ジオメトリーターボを搭載し、177psに4ℓ自然吸気ガソリンエンジンに相当する400Nmの大トルクによるパワフルな走りを実現。また、プジョー独自のクリーンテクノロジーにより、Euro 6.2に対応する環境性能と16.6km/ℓ(WLTCモード)、21.2km/ℓ(JC08モード)という高いエネルギー効率を誇る。後者はターボラグを極限まで減らしたツインスクロールターボチャージャーにより1,650rpmという低回転域から250Nmのトルクを発生。1.6ℓ PureTechターボガソリンエンジンは燃費改善を施し、燃費をWLTCモードで15.6km/ℓ(旧13.4km/ℓ)、JC08モードで17.5km/ℓ(旧15.0km/ℓ)と従来モデルより大幅に改善している。

 

<ADAS、ハンズフリーテールゲートなど使うひとのことを考えたコンフォートグレード「3008 Allure BlueHDi/Allure」>

従来よりさらにより充実し全標準装備としたADAS(先進安全運転システム)、LEDヘッドライト、ファブリック&テップレザーシートにダッシュボードのファブリックデコレーションなど、安らかな心地よさを感じさせるパッケージをまとめたグレード。パワートレインはGTと同様に定評の2.0ℓ BlueHDiクリーンターボディーゼルと1.6ℓ PureTechターボガソリンエンジンを設定した。

 

<グループPSA最新プラットフォームを採用、PHEVもICEと同様のユーティリティを実現>

グループPSAのC/D/EセグメントプラットフォームEMP2によって、優れた乗り心地、静粛性、ユーティリティを備えている。当初よりPHEV化を前提としていたEMP2の設計のため、バッテリーを搭載し、マルチリンクリアサスペンションとリアモーターを搭載していても、十分なトランクスペースを確保している。

 

<5名乗車時でもラゲッジ容量約520ℓ、SUVらしい使い勝手を実現>

6:4分割可倒式のリアシートはワンタッチ でシートバックが倒れ、同時に座面が沈み込む設計となってる。シートバックをすべて折りたためば、最大約1,482ℓの大空間を実現する(PHEVを除く)。また、リアバンパーの下で足を動かすと自動開閉するハンズフリー電動テールゲートを装備している。

 

ほかにも、インテリアではセンターコンソール下部にも収納スペースがあり、Qi規格準拠のスマートフォン非接触充電エリアを用意し、スマートフォンをスマートに収納しながらワイヤレス充電が可能。USBポートはセンターコンソールにPeugeotミラースクリーン対応のType-Aを1つ、後席にも充電用Type-Aを2つ装備しているほか、Apple CarPlay™、Android Auto™に対応するスマートフォン接続機能も標準搭載。対応ナビゲーション/マップアプリやオーディオアプリを直感的に使用可能。

 

<価格(消費税込)>

397万6000円~565万円

 

 

<坂本龍一氏の楽曲「Before Long」を起用したTVCM放映>

3008のCMには、坂本龍一氏の楽曲「Before Long」を起用。これはモダンに進化した新型「 3008」と、坂本龍一氏の楽曲がもつ洗練されたイメージの共鳴を意図したもので、新型「3008」のコンセプト「未来を美しく走破する」にもっとも相応しい楽曲として、坂本龍一氏自身が選曲した。選曲の理由は「クルマの上品で美しい曲線に曲調が合うのではと思い選びました。 速くはない、それほど軽快でもない、でもいいかたちでテンポが進んでいく曲なので、映像にも合うと考えました」とのこと。

 

<新型「3008」 新TVCM/WEBCM概要>

  • タイトル:好奇心を広げる人へ篇(30秒/15秒)
  • 放送予定:2月8日(月)~2月22日(月)
  • TVCM楽曲:坂本龍一「Before Long」

 

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