トヨタ東京自動車大学校、いち早く新型MIRAIを導入

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トヨタ東京自動車大学校(上田博之校長、東京・八王子市)は、昨年12月にフルモデルチェンジしたトヨタの新型FCV(燃料電池自動車)、MIRAI(ミライ)をいち早く教材車両として導入。1月8日に同校で納車式が行われた。2014年発売の初代モデルに続き、2台目のミライとなる。

新旧2台のミライが揃った。奥は初代モデルのカットボディ

納車式で上田校長は「政府の“2050年カーボンニュートラル宣言”により、環境車に対する注目がますます高まっていく。その中、新型ミライを導入することで、学生の新技術に対する興味を少しでも高めたい。新技術に触れ、興味を持ってもらい、少しでも基礎知識を持つことが卒業後、その知識をさらに高めることにつながる」と、導入の狙いを説明した。

納車を担当したトヨタモビリティ東京 めじろ台店・廣川浩店長は「私達はトヨタのファンを作り、ファンを増やしています。当社にはこちらの卒業生が多く就職しており、共にファンづくりで活躍できる人材を、今後もご教育お願いいたします」と挨拶した。

同校はトヨタ自動車直営の大学校として、1954年の創立から卒業生は2万5500人を超え、トヨタ系を中心とした全国の販売会社、開発会社、メーカーで活躍している。創立66年の伝統校であり、自動車技術の先進校として、人材育成活動を通じて社会に貢献することを基本理念に掲げている。

特に近年、クルマの電動化が進むことで、より高度な技術と知識を持つ整備士が求められており、同校では安心・安全のカーライフをサポートできるよう「技術を磨け、そして人間性も」をスローガンに掲げ、21世紀の自動車社会で信頼される技術者を輩出している。

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