コンパクトカーからSUVまで続々…2020年に登場した新型車を振り返る

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■ホンダ・N-ONE

11月20日の発売。先代モデルは20年3月に生産終了となっており、少し間をおいての2代目登場となった。

独特な外観デザインを最大の特徴としているモデルだけに、新型となる2代目はこれをほぼ踏襲。少し離れてみると新旧の違いがよくわからないほどだ。

ただしプラットフォームは新世代のものに置き換えられており、中身は最新。ホンダセンシングの標準装備や電動パーキングブレーキなども採用され、安全性、快適性が高められている。軽自動車では初めてFFターボ車に6MTを搭載した「RS」グレードが設定されたのも話題となった。

 

■SUBARU・レヴォーグ

11月25日発売。2代目となった新型レヴォーグはプラットフォームから刷新、走行性能を大きく高めたのに加え、アイサイトも新世代のものに進化。スバルのフラッグシップにふさわしい充実した内容を備えている。

搭載するエンジンは、新開発の1.8L水平対向4気筒ターボ。従来の1.6Lターボに比べ、トルク、燃費性能を大きく向上させている。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞。

 

■三菱・エクリプス クロスPHEV

12月4日発売。「エクリプス クロス」のマイナーチェンジと同時に追加されたプラグインハイブリッド。三菱としてはアウトランダーPHEVに続く、PHEV第2弾となる。

搭載されたPHEVシステムは、アウトランダーPHEVと同じくツインモーター4WD方式。EV航続距離は57.3km(WLTCモード)で、アウトランダーPHEVとほぼ同等。6月に登場したRAV4 PHVと比べるとEVだけで走行できる距離は短いものの、こちらは急速充電に対応しているという特徴がある。

 

■スズキ・ソリオ/ソリオ バンディット

12月4日発売。2列シート5人乗りのコンパクトハイトワゴンとして人気の高いモデルで、新型は4代目モデルとなる。

新型ではボディサイズを拡大。全長を80mm拡大し荷室床面長を100mm拡大したのが大きな特徴。後席スペースも拡大され、使い勝手がより向上している。先進安全装備も充実し、ACCが全車速対応となったほか、カラーヘッドアップディスプレイも装備されている。

 

■トヨタ・MIRAI

12月9日発売。水素を燃料とするFCV(燃料電池車)で6年ぶりの一新。

プラットフォームから刷新、搭載するFCシステムも小型・軽量化されるなど大きく改良されており、環境性能はもとより走行性能や快適性も高められたのが特徴。システムの改良で航続距離も+30%と飛躍的に向上しており、約850kmという長大な航続距離を実現している。

 

■日産・ノート

12月23日発売。日産を代表するコンパクトカーで、新型は3代目モデルとなる。

20年は2月にヤリス、フィットがフルモデルチェンジしたが、それに続くこのノートのフルモデルチェンジで、コンパクトカーを代表する3モデルが揃って同年に一新されるという珍しい年となった。

新型はガソリン車が廃止され、e-POWER専用車に。搭載するe-POWERもハードと制御が刷新された第2世代へと進化しており、加速性能や静粛性が大きく向上している。またプロパイロットが搭載されたのに加え、ナビゲーションと連携した機能も加えられるなど、最新機能が満載されている。

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