三菱自、「エクリプス クロス」をマイナーチェンジ デザインを一新し、新たにPHEVモデルを設定

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三菱自動車は、クロスオーバーSUV 「エクリプス クロス」をマイナーチェンジし、12月4日(金)より全国の系列販売会社を通じて販売を開始した。なお、新型「エクリプス クロス」は10月15日から予約注文を受け付けており、11月末時点で月販目標の2倍となる約2,000台を受注している。

 

今回のマイナーチェンジでは、デザインを一新してより伸びやかで流麗なフォルムとしながらSUVとしてのダイナミズムを高めたほか、新たにツインモーター4WD方式のPHEVシステムを採用したPHEVモデルを設定した。

 

<マイナーチェンジ概要>

①グレード展開

  • PHEVモデルは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、100V AC電源(最大1500W)やヘッドアップディスプレイなど充実装備の「G」、専用外観としスマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「P」の3グレード展開。
  • ガソリンモデルは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、ヘッドアップディスプレイやレーダークルーズコントロールシステム[ACC]など充実装備の「G」、スマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「G Plus Package」の3グレード展開。

 

②行動意欲を掻き立てる個性的なデザイン[PHEVモデル/ガソリンモデル共通]

  • 「Daring Grace(大胆にして、優雅)」をデザインコンセプトとして、全長の延長と前後デザインを一新して、より流麗で上質なフォルムを実現するとともに、フロントとリヤでSUVとしてのダイナミズムを高めている。
  • フロントデザインは、SUVの力強いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現する「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトの変更によって、より精悍でスポーティな表情とした。また、バンパー下部にスキッドプレートを採用し、SUVとしての力強さを表現している。
  • リヤデザインにおいては、従来のダブルガラスから流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更し、より洗練された伸びやかなフォルムを実現するとともに、すっきりした後方視界を確保。三方向に延びる立体的なリヤランプを高い位置に配置することで被視認性の良さと独自性を持たせた。また、分厚いボディパネルやバンパーは、強さや頑丈さを表現しつつ、背面装着式スペアタイヤからインスパイアした六角形のモチーフと相まって、SUVならではのスタビリティと走破性を表現している。
  • インテリアはブラックを基調色とし、エンボス加工のスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートを上級グレードに採用したほか、メーカーオプションの本革シートは従来のブラックに加えてライトグレーを新たに設定。ドアトリムも同色でコーディネートしている。
  • ボディカラーには、三菱自動車独自の高輝度塗装であるダイヤモンドカラーを2色ラインアップ。従来からのレッドダイヤモンドに加え、ホワイトダイヤモンドを新たに追加した。

 

③モータードライブを心ゆくまで楽しめるPHEV

  • 前後1基ずつの高出力モーター、大容量駆動用バッテリー、2.4L MIVECエンジンなどで構成するツインモーター4WD方式のPHEVシステムを「アウトランダーPHEV」から継承し、「エクリプス クロス」に合わせて制御を最適化させ、電動車ならではの滑らかで力強い加速、軽快感と安心感のあるハンドリングを実現した。
  • 駆動用バッテリーは13.8kWhでEV航続距離を57.3km(WLTCモード)とし、日常生活の大半でEV走行を可能としている。走行モードは、駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力でモーター駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行し、モーターがアシストする「パラレル走行モード」の3つの設定で、走行状況に応じて自動で切り替える。
  • 車内に100V AC電源(最大1500W)を設置。さらに、急速充電口を使いV2H機器と接続すると、車に蓄えた電力を家で使うことができる家庭用の蓄電池となる。また、自ら発電することができるため、満タン・満充電の場合、一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することができる。

 

④四輪制御技術による安心して楽しめるドライビングフィール

  • 高いボディ剛性と前後サスペンションの最適化により、S-AWC(Super-All Wheel Control)の効果をいっそう引き出し、ドライバーの思い通りの操縦性の実現に大きく貢献するとともに、乗り心地と静粛性を向上させている。(PHEVモデル、ガソリンモデル共通)
  • PHEVモデルは、伝達ロスがなく自由自在に前後駆動力配分を行えるツインモーター4WDをベースとした、S-AWCを採用。高応答・高精度・高自由度という電動車の特性を生かし、「走る」「曲がる」「止まる」という車両運動をより高次元で制御する。さらに、大容量の駆動用バッテリーを床下中央に配置することで前後重量バランスの最適化と低重心化を図ることで、より上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現した。
  • ガソリンモデルは、前後輪へ最適なトルク配分を行う電子制御4WDをベースに、前輪左右の制動力を調整して旋回性を高めるアクティブヨーコントロール(AYC)と、制動力を制御するABS & アクティブスタビリティコントロール(ASC)を協調させるS-AWCを採用し、ドライバーの運転操作に忠実で安心感の高い車両挙動を実現。また、サスペンションの最適化と相まって、日常でのより正確で安定したハンドリング、滑りやすい路面での操縦性を向上させている。
  • 路面状態や走行状況、ドライバーの好みに合わせて選べる、「NORMAL(ノーマル)モード」、「SNOW(スノー)モード」、「GRAVEL(グラベル)モード」のドライブモードを設定。PHEVモデルでは、主に乾燥舗装路での旋回性と安定性を高次元で両立させた「TARMAC(ターマック)モード」も設定している。

 

⑤機能装備

  • 三菱自動車独自のプレミアムサウンドシステムである「ミツビシパワーサウンドシステム」を、「エクリプス クロス」専用に設計。車両形状に合わせて音響チューニングが行われたハイパワーアンプと8個のスピーカーで構成されている。フロントにはアルミ蒸着グラスファイバー製スピーカーとカーボン製コーンを採用したミッドツイーターを、リヤドアにはツイーターを同軸に配置したコアキシャル2Wayスピーカーを搭載している。
  • 新たに設定した「スマートフォン連携ナビゲーション」は、内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報対応といった便利な機能に加え、AndroidTMスマートフォンやiPhoneをUSBポートにつなぐだけで、Android AutoTMやApple CarPlayのお気に入りのアプリケーションを楽しむことが可能となっている。また、ディスプレイ画面を8インチに拡大し、見やすさや操作性を向上させた。

 

<価格(消費税込)>

  • PHEVモデル:384万8900円~447万7000円
  • ガソリンモデルで253万1100円~334万6200円

 

 

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