トヨタは、SUPER GT第8戦「たかのこのホテル FUJI GT300km RACE」が11月28日（土）、11月29日（日）に静岡県の富士スピードウェイで開催され、平川亮／山下健太組 KeePer TOM’S GR Supra 37号車が2位でフィニッシュしたと発表した。
今季よりSUPER GTのGT500クラスに新型車両として参戦を開始したGRスープラは、開幕戦でトップ5独占というデビュー戦を飾り、その後着実にポイントを積み重ね、5台のGRスープラがチャンピオン獲得の可能性を残して、ノーウェイトで戦う最終戦に臨んだ。
11月28日（土）に行われた予選では、37号車の山下がポールポジションを獲得。39号車のヘイキ・コバライネンが2番手、関口雄飛の36号車が3番手、立川祐路の38号車が4番手で続き、最終戦の決勝レースは、GRスープラがトップ4、2列目グリッドまでを占めてスタートすることとなった。
11月29日（日）の決勝では、予選トップ4を占めたGRスープラ勢はライバルにかわされ2位以下に後退。2周目、3位の39号車コバライネンと4位の36号車フェネストラズが激しいバトルを展開し、39号車が3位を守ったが車両にダメージを負い5周を終えたところで修復のためにピットイン。最後尾まで順位を落とすこととなり、39号車の中山は事実上タイトル争いから脱落した。2位の37号車山下は7周目に首位となり、続いて36号車も2位へとポジションをアップ。14号車の大嶋は17周目には5位まで浮上した。22周目に14号車がピットへ向かい、タイヤ無交換作戦でピット作業時間を稼ぎ、坪井へ交代してコースへ復帰。首位の37号車の山下は23周終了でピットインし、タイヤ交換と給油、平川へとドライバーを交代し、14号車のすぐ前でコースへ復帰したが、14号車が37号車をパスし首位に立った。27周目、37号車平川が14号車をパスして首位を奪還し、31周目に14号車と36号車が接触。ダメージが大きかった14号車は33周目にレースを終えることとなった。全車がピットを終え、首位の37号車平川は、2位の車両に対し15秒以上の大差をつけて独走状態となったが、残り3周で2台の差は2.1秒となり、その後37号車が燃料切れに見舞われポジションを下げ、そのまま2位でフィニッシュした。そのほか、36号車が3位で表彰台獲得。38号車が8位、19号車が10位でポイント獲得を果たした。
GT300クラスでは、ポールポジションの52号車川合が今季2勝目を飾り、60号車が9位、31号車が10位で共にポイントを獲得。30号車が13位、96号車が22位。244号車が24位、35号車が26位で最終戦を終えた。
