パイオニアは10月29日、米国シリコンバレーと東京に拠点をおくベンチャーキャピタルDNX Ventures の Managing Partner & Head of Japan を務める倉林 陽氏がエグゼクティブアドバイザーに就任したと発表した。
同社は、倉林氏が持つBtoB・SaaS ビジネスにおけるベンチャーキャピタリストとしての豊富な経験と幅広い見識により、SaaS に適した組織への変革、サービス事業の拡大を加速していくと述べている。
今回の就任にあたり、DNX Ventures Managing Partner & Head of Japan 倉林 陽氏は、「日本を代表する伝統的な製造業であるパイオニアのエグゼクティブアドバイザーとなることを大変光栄に思っています。高い技術力を誇るハードウェアにソフトウェアを融合して生み出される新しい事業の可能性について非常に魅力的に感じています。ソフトウェア業界に20 年以上身をおき、多くのSaaS のスタートアップに投資をしてきた経験で、パイオニアの変革をサポートしてまいります。」とコメントした。
また、パイオニア株式会社 代表取締役 兼 社長執行役員 矢原 史朗氏は、「この度、BtoB・SaaS におけるベンチャーキャピタリストの第一人者である倉林氏をエグゼクティブアドバイザーに迎えることができ、大変嬉しく、心強く感じています。倉林氏の参画により、弊社は製造業で培った強みを活かしながらサービスカンパニーへのトランスフォーメーションを加速していきます。」と語った。
<倉林 陽氏プロフィール>
DNX Ventures
Managing Partner & Head of Japan
富士通株式会社および三井物産株式会社にて日米でのベンチャーキャピタル業務を担当後、Globespan Capital Partners 及びSalesforce Ventures の日本代表を歴任。2015 年3 月よりDNX Ventures (旧Draper Nexus Ventures)に参画しManaging Partner 就任。同志社大学博士(学術)、ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA 修了。著書「コーポレートベンチャーキャピタルの実務」(中央経済社)