シトロエン、「ベルランゴ」をサポートカーとして貸与したアマチュアサイクリスト高岡亮寛氏による自転車日本縦断記録がギネス世界記録に認定

all 業界ニュース

グループPSAジャパンは10月23日、 サポートカーとしてシトロエン「BERLINGO(ベルランゴ)」を貸与した、アマチュアサイクリスト高岡亮寛氏による自転車の日本縦断「RX日本縦断ギネスレコードチャレンジ」が10月20日にギネス世界記録に認定されたと発表した。8月5日から8月11日にかけて挑戦した総走行距離2598.26km、完走時間157時間28分の記録達成にサポートカーとしてのベルランゴが貢献した。

 

今回は高岡亮寛氏およびサポートチームからの申し出にシトロエンが応え、ベルランゴサポートカー貸与が実現した。チャレンジしたのは、8月5日午前4時に鹿児島県南大隅町の佐多岬(佐多岬公園)をスタートし、北海道稚内市の宗谷岬(宗谷岬公園)まで約2600kmの縦断コースで、1日400km、1日16時間の走行と8時間の休息という計画で進められた。真夏の挑戦に加え、期間中は風雨が強く悪天候もあり過酷なレースとなったが、後半の3日間でペースをリカバリーして宗谷岬に無事ゴールを果たし、6日間13時間28分、総走行距離2598.26kmと、それまでのギネス日本縦断記録を30時間あまり上回る記録を達成した。サポートチームはギネスワールドレコーズジャパンに申請し、10月20日に正式に認定され、自転車による日本縦断の世界記録更新が確定した。シトロエンは、記録達成にベルランゴがその快適性と機能によって寄与出来たことを誇りに思うと述べている。

 

最新の1.5ℓクリーンターボディーゼルエンジンDV5型(130ps/300Nm・アイドリングストップ付き)と電子制御8速オートマチックトランスミッションEAT8を搭載したサポートカーのベルランゴは、高岡氏のロードバイクのスペアパーツ、ウェア類、補給食、休憩用のイスやマット、スタッフの宿泊手荷物など荷物を満載し、2〜3名乗車というフル積載状態なのに加え、走行は一般道であり、登坂やルートの下見(これらがあるため高岡氏の走行距離とベルランゴの走行距離が異なっている)、サポートのための先行、待機時のアイドリングなど燃費には決して良い条件とは言えない中での走行で、総走行距離3217km、燃費が15.1km/ℓ(メーター読み)となった。

 

今回のサポートカー貸与について高岡亮寛氏は、「サポートカーのベルランゴは、適度な大きさで荷室スペースはじゅうぶんにあり、燃費も非常に良くて、言うことなしの性能でした。また個性的な見た目で遠目にもすぐに分かるのも良かったです。今回の挑戦ほど周りの皆様に支えられて走らせてもらっていると強く感じた事はありませんでした。距離といい時間といい過酷さといい、一人のチカラではどうにもならない挑戦でした。チームワークで作る記録という意識が強く働いたのが、最後まで集中力を保てた原動力でした。本当にサポートしていただいた皆様に感謝しております。」と述べた。

 

Tagged