ルノー、「ルーテシア」をフルモデルチェンジ デザイン・プラットフォーム・パワートレーンの全てを刷新

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ルノー・ジャポンは、「ルーテシア」を第5世代にフルモデルチェンジし、インテリア・エクステリアデザイン、プラットフォーム、パワートレーンの全てを刷新し、11月6日(金)より全国のルノー正規販売店を通じて発売する。また新型「ルーテシア」の発売を記念し、ルノー・サービスプランを提供するキャンペーンを実施する。

 

今回のフルモデルチェンジでは、先代モデルで好評を得た「LOVE」をテーマとする官能的なエクステリアデザインをベースに、精密さやダイナミズムをもたらす直線や、精緻に作り込まれたディテールによって「革新」されたエクステリア。人間工学に基づき、広く、機能的で、高い知覚品質により進化したインテリア。ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新開発されたモジュラープラットフォームCMF-B プラットフォームの初採用。上位クラスモデルのエンジンに匹敵する高出力1.3L直噴ターボエンジンと電子制御7速AT(7EDC)の組み合わせによる高い走行性能。クラス最高レベルの先進運転支援システムの採用など、全てが刷新された。

 

また、装備の違いにより、ゼン(受注生産)、インテンス、インテンス テックパックの3グレードが設定され、ゼンにはブラックダッシュボード、インテンスとインテンス テックパックには、ボディカラーに応じてブラック、ライトグレー、ライトグレー レッドインサートの3種類のダッシュボードが組み合わされる。

 

<エクステリアデザイン>

エクステリアにおいては、曲線のみでデザインされた先代モデルの官能的でダイナミックなフォルムを継承しながら、新たに直線を効果的に取り入れることで、精密さやダイナミズム、スポーティさを表現。ボンネットには、彫刻を思わせる直線のプレスラインが入れ逞しさを演出。グリルはより大きくなり、ダイナミックで力強い印象を与えている。また、フロントバンパー両端に装備されたエアディフレクターによって空気抵抗を抑えて燃費を向上したほか、フロントマスクをよりワイドかつ低く印象付ける。

 

先代モデルの流れるようなフォルムを継承しつつ、サイドウインドウモールクロームフィニッシャー(インテンス、インテンス テックパック)、クロームドアプロテクションや、リアゲートとバンパーを一体化させる設計が知覚品質を高め、フロントフェンダーからフロントドアにまたがる直線のプレスライン、直線のクロームドアプロテクションによって官能性をさらに強調し、リアゲートよりも外側に配されたリアランプがボディの幅広さを印象付けている。ヘッドライトは100%LED化され、ルノーモデルを象徴するCシェイプのデイタイムランプを装備。ヘッドライトユニットには、「目」を思わせるふたつの光体と、「まつ毛」を思わせる立体的なストライプが組み込まれ、リアライトにはシャープな印象を与えるCシェイプのライトを装備している。

 

外板色には、「LOVE」のデザインテーマを連想させるルージュ フラムM、新色のオランジュ バレンシアM(オレンジ)、新色のブルー セラドンM(アクアブルー)、ブラン グラシエ、ブルー アイロンM、ノワール エトワールMの6色を設定。オランジュ バレンシアM は、オレンジ色のトップコートを使用することで、これまでにない深みと輝きのあるボディカラーを実現。オレンジ色のトップコートを使用したボディカラーの採用は、自動車では初となる。

 

 

<インテリアデザイン>

コンパクトカーの枠を超えた知覚品質と、スマートコクピットと呼ばれるドライバーを中心に考えられた運転席(コクピット)の人間工学に基づくデザインを採用。波のような曲線と水平基調の造形を取り入れたダッシュボードは、広く見通しの良い印象を与え、コクピット周りは人間工学に基づきドライバー側に向けて傾けてあり、センターコンソールもドライバーの手が届きやすいよう高い位置に設置され、運転に集中できるよう設計されている。

 

また、ダッシュボード、ドアパネル、センターコンソールの側面まで、乗員が手を触れるところには高品質なソフト素材を使用(インテンス、インテンス テックパック)。パーツが大型化したことで歪みやすくなったダッシュボードの組付け精度を上げ、スイッチ類にも細かなデザインが施されている。レザーステアリングは、ルーテシアⅣに比べて小さなエアバッグシステムを採用したことでセンターパッド部を小型化し、メーター類の視認性を向上。ステアリングのスポーク上には、運転支援システムやインフォテインメント機能の音声入力が操作できるスイッチが分かりやすく配置され、ドライバーは前方から目を離すことなく、運転支援システムの切り替えや、7インチ デジタルインストゥルメントパネルの画面切り替え、ハンズフリー通話へのアクセスを可能としている。

 

ステアリングホイールはマットクロームフィニッシャーで装飾され、ステアリングヒーターを内蔵したほか、よりスポーティなマニュアルでのギアチェンジが楽しめるパドルシフトも装備している。ステアリングコラムのデザインもミリ単位で見直され、ドライバーの膝回りに余裕をもたせた。

 

形状が見直されたフロントシートは、座面長を長く取り、包み込むような形状でサポート性を向上。工夫されたシートバックの形状によって、後席の乗員の膝回りにもゆとりあるスペースを確保した。薄型形状のヘッドレストにより、後席からの視認性を向上した。

 

従来のアナログディスプレイに代えて、7 ンチ デジタルインストゥルメントパネルを採用しており、エンジン回転数、速度をデジタルディスプレイで表示し、ルノー・マルチセンス(インテンス、インテンス テックパック)と連動して、選択した運転モードに応じたイルミネーションカラーを反映するほか、視認性が高く、豊富な情報をシンプルかつ直感的に表示することを可能としている。また、7インチ マルチメディア EASY LINK(イージーリンク)のタッチスクリーンを介して、最新のインフォテインメ
ントテクノロジーとルノー・マルチセンスに簡単にアクセスが可能で、薄型のタッチスクリーンは浮いているようなフローティングデザインで、ややコクピット側に傾けてあり、操作がしやすいよう設計されている。

 

センターコンソールは、人間工学に基づき高い位置に配置(インテンス、インテンス テックパック)。短くなったシフトレバーは操作しやすい位置に設置され、スマートフォンワイヤレスチャージャーが装備された収納が、コンソール下部の使いやすい位置に配置されている(インテンス テックパック)。パーキングブレーキが電動化されたことで、センターコンソール周りのスペースにゆとりを確保した。電動パーキングブレーキにはオートホールド機能が装備されている。

 

リアラゲッジの形状は、可能な限り立方体となるよう最適化された。世界初の技術を搭載した Fresh Air Speaker™が搭載された Bose®サウンドシステム(インテンス、インテンステックパック)は非常に薄く設計されているため、ラゲッジスペースにおいて先代モデルの 330L から、上位クラスモデルに匹敵するクラス最大級の391Lと拡大した。

 

 

<新設計されたモジュラープラットフォーム“CMF-B プラットフォーム”を初採用>

ルノー・日産・三菱のアライアンスにより新設計されたモジュラープラットフォームの CMF-B プラットフォームを初めて採用した。先代モデルのプラットフォームより約50kg軽量化しながら、高い剛性を持ち、高出力パワーユニットを受け止め、しなやかなサスペンションの動きやハンドリングの正確さを引き出すのに加え、静粛性、遮音性、安全性、空気抵抗の軽減など、高い基本性能を支えている。先代モデルよりコンパクトになったボディサイズによって空気抵抗が低減し、重量も軽くなり燃費向上に貢献。さらに先代モデルより広い室内空間を実現している。

 

ステアリングのギア比は、先代モデルの15.2から14.4に低められたことで応答性が向上。加えて、フロントアクスルの高剛性化により、直進安定性や正確なハンドリング、走行安定性が高められている。また、シャシー全体のバランスと、リアアクスル設定が見直され、高い速度でカーブを曲がる際の安定性が向上し、ロール量が減少したほか、ダンパーやスプリングも見直され、ブレーキは踏込み量を減らし、素早く制動するよう設定された。

 

<パワートレーン>

ルノー・日産・三菱のアライアンスにより開発された、最高出力131ps/5,000rpm、最大トルク240N・m/1,600rpmを発揮する新開発の 1.3L 直噴ターボエンジンを搭載。トランスミッションは、パドルシフトを備えた電子制御 7 速 AT(7EDC)を組み合わせている。搭載エンジンは、ボディが大きく重い上位クラスのモデルに搭載されるエンジンに匹敵する性能を発揮し、高い走行性能を実現しているのに加え、WLTCモードで17.0㎞/Lの低燃費も実現した。湿式デュアルクラッチを備えた電子制御7速AT(7EDC)は、シームレスな運転、燃料消費と CO2 排出量を削減し、オートマチックモードでは自動で最適なギアを選択する。

 

<先進の運転支援システム>

  • 運転、駐車機能から構成されている多彩な先進運転支援システムを搭載。
  • ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト(インテンス テックパック)
  • アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
  • レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援/インテンス テックパック)
  • 360°カメラ(インテンス テックパック)
  • オートハイ/ロービーム(インテンス、インテンス テックパック)
  • パーキングセンサー(フロント、リア)

 

<先進の予防安全技術>

道路上の車両や障害物、歩行者、自転車をレーダーとカメラで感知し、ドライバーの衝突回避行動をサポートし、衝突被害を軽減する。

  • アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者・自転車検知機能付
  • ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)
  • レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)
  • トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)
  • セーフティディスタンスワーニング(前方車間距離警報)

 

<トップレベルの安全性>

新開発の“CMF-B プラットフォーム”を使用することで最適化されたボディ構造、サポート性が高められたシート、構造が見直されたシートベルト、そして先進の予防安全技術によって、新型「ルーテシア」はユーロ NCAP(ヨーロッパ新車アセスメントプログラム)で最高ランクの 5 スターを獲得した。

  • アクティブセーフティ:横滑り防止装置(ESC)、緊急時ブレーキアシスト(EBA)、電子制御制動力配分システム(EBD)付き ABS、全席シートベルトリマインダー、タイヤ空気圧警報を装備。
  • パッシブセーフティ:前席エアバッグ、前席サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、プリテンショナー・フォースリミッター付前席シートベルト、プリテンショナー・フォースリミッター付後席シートベルト(左右)、i-Sizeチャイルドシート対応ISOFIXアンカー(助手席、後席左右)を装備。

 

<価格(消費税込)>

  • ゼン:236万9000円
  • インテンス:256万9000円
  • インテンス テックパック:276万9000円
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