日立オートモティブシステムズ、ピックアップトラック・SUV・小型商用車などに適した新たな自動パーキングブレーキを市場に投入

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日立オートモティブシステムズは10月7日、ピックアップトラック、バン、SUV、小型商用車向けを中心に、過酷な使用にも耐えられるように設計した新たな自動パーキングブレーキを市場に投入した。すでに複数の自動車メーカーへの導入が決まっており、9月に欧州、10月に北米において新車に搭載された。

 

新ブレーキシステムは、定格車両総重量が3.5トン以下のピックアップトラック、バン、SUV、小型商用車に適しており、ドラムインハットといった他のシステムと比べて、重量を6.6ポンド(約3キロ)以上削減できる利点を有している。また、より広範囲な車種への適用を可能としており、ブレーキシステムにおける軽量化の他に、高度な安全性をはじめ、頑強性、自動バレーパーキングを含む自動運転機能など、新たな自動パーキングブレーキが自動車メーカーにもたらす様々な利点やe-モビリティの騒音・振動・ハーシュネス要件にも最適化されている。

 

同社は、ブレーキビジネスユニットの欧州拠点で新ブレーキシステムを開発し、現在は北米と欧州で生産しているが、2021年にはアジア太平洋地域での生産も開始する。 自動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの世界市場において25%を超える割合を占め、さらに需要が高まっており、同社は昨年のシャシー・ブレーキ・インターナショナル社の買収により、自動パーキングブレーキの事業規模において、現在、世界第3位のサプライヤーとなっている。

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