三菱自とMC リテールエナジー株式会社、ダイナミックプライシング実用化に向けたEV・PHEV向け充電調整の実証事業を開始

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三菱自動車とMC リテールエナジー株式会社は10月5日、経済産業省が一般社団法人環境共創イニシアチブを通じて公募する実証事業「令和2年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」に採択され、ダイナミックプライシング実用化に向け、10月より実証事業を開始すると発表した。なお、同実証事業では、三菱自動車のEV・PHEVを購入または所有するカスタマーをモニターとして募集する。

 

両者は、将来EV・PHEVの電動車普及により充電時間の集中が生じると電力へ負荷増大が懸念され、今回は電力負荷低減を狙いとして、電力需給状況等に応じた電気料金が変動するダイナミックプライシングによる効率的な充電時間のシフトを図ると述べている。

 

ダイナミックプライシングにより電動車を活用した効率的な電力システムの構築を目指し、再生可能エネルギーの拡大、調整力の確保、系統増強を回避することによる社会的コストの低減などにつなげることを目的としている。

 

<実証事業の概要>

日本卸電力取引所(JEPX)の電力量単価で最も安い時間帯の4時間を EV・PHEV への充電無料時間として、前日に実証に協力してもらうカスタマー(モニター)にメールにて通知し、EV・PHEV へ充電をしてもらう。

 

①対象エリア
東日本三菱自動車販売株式会社、西日本三菱自動車販売株式会社の販売エリア ※岡山県、島根県、離島を除く

 

②モニターの対象となるカスタマー
戸建て住宅に居住し、三菱自動車の EV・PHEV(新車・中古車不問)を購入、または所有するカスタマー(EV・PHEV の充電設備の設置が可能であること)

 

③注意事項

  • 実証事業期間中(2021年2月19日まで)、指定する時間帯に自宅での充電に協力。
  • 充電検証期間終了後に、アンケートに回答。
  • 電気契約を MC リテールエナジー社へ切り替え。
  • 実証用の専用電力量測定メーターを自宅に設置。
  • カスタマーによる電力量測定メーターの設置費用の負担はなし。
  • 実証に際しての充電器設置にかかる費用はカスタマー負担となる。
  • 募集上限に達し次第、モニターの受付を終了。

※モニター申込みに関する問い合わせは、MC リテールエナジー(まちエネ カスタマーセンター0120-55-1155 /受付時間:月~土 9:00~17:00(祝日、年末年始を除く)まで連絡。

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