キャンピングカービルダー「M.Y.Sミスティック」の小型トレーラー「レジストロ・クコ」がグッドデザイン賞2020を受賞した。
レジストロ・クコは、軽自動車でもけん引できるトレーラーをコンセプトに、メイドインジャパンの高いクオリティで総重量をけん引免許が不要な480㎏に抑えながら、同社独自のボディバス工法を採用し軽量かつ高強度のトレーラーに仕上げたもの。
大きな特徴であるインテリアは、壁面をウッドテイストとすることでログハウスのような温かみを演出。車両後方側のダイネットスペースは、フルフラットベッド(1800㎜×1640㎜)へ展開でき、大人3名の就寝を実現する。
エクステリアは、アーリーアメリカンテイストなサイディングに加えてアーチ形状のルーフを採用。ヒッチメンバーを装着する前面のサイディングは、前方にせり出したように角度をつけた斬新なデザインで独特な存在感を放ち、キャンピングカーショーでも多くの人が集まるほど注目されている。
グッドデザイン賞の審査委員は、「キャンピングカーの人気は年々高まっているが、牽引免許や牽引車両がハードルになっていることが否めない。その大きな点を解決した仕様と設計は評価したい。軽自動車でも安全に牽引可能とは驚きを持って受け容れられるだろう。内部も十分な空間が確保されており、必要十分な機能が備わっている。バランスの良い構成・性能を評価した」とコメントしている。
日本デザイン振興会(川上元美会長)が主催するグッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェアなど形のある無しに関わらず、理想や目的を果たすために築いた物事をデザインととらえ、その質を評価するもの。10月1日に発表された2020年度グッドデザイン賞は、4769件の審査対象から一次、二次の審査を経て1395件が「グッドデザイン賞」を受賞した。
■レジストロ・クコの内外装を動画で紹介
(2020年2月撮影)