日産自動車は9月26日、事業構造改革「Nissan NEXT」の最重要市場の一つである中国において、同構造改革推進の重要な役割を担う、新型クロスオーバーEV「アリア」を北京モーターショーで発表した。
「アリア」は2021年に中国での販売を予定しており、e-POWERを搭載した他のモデルと共に、日産の中国市場における電動化戦略の新時代を告げるモデル。同社は「ニッサン インテリジェント モビリティ」の技術を搭載した新型車を中国市場に投入してモデルラインナップの強化を図り、同社ならではの強みを活かしてカスタマーのニーズに応えることで、引き続き中国市場におけるリーダーシップを維持するとともに、着実な成長を目指していくと述べている。
日産の社長兼CEOの内田 誠は、「中国市場は日産にとってコアマーケットであり、とても重要な市場です。そして中国のお客さまは先進技術に対して高い関心と受容性を持っており、日々お客さまのニーズが急速に進化しています。そのニーズに応えるべく、日産はより革新的でワクワクする商品ラインナップを中国のお客さまにお届けします。日産は、情熱的で、革新的挑戦者であり、常に新たなセグメントを開拓してきました。『日産 アリア』はEVのパイオニアとして培ってきた経験と、長年にわたるクロスオーバーセグメントでの実績を融合した、日産の革新を象徴するモデルです。」とコメントした。
<中国市場における商品戦略>
◆中国のモデルラインナップを一新
2022年までに7つの新たなモデルを中国市場に投入する計画。
◆中国でのEVとe-POWERの拡大
2025年までに中国市場で電気自動車もしくはe-POWERで駆動する電動パワートレイン搭載車を9モデル投入する計画。
◆プロパイロット:先進運転支援技術
2022年までに中国市場で販売する5つのモデルに先進運転支援技術「プロパイロット」を搭載し、中国で販売するモデルの70%をカバーする計画。さらに、最新の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を今後、中国市場に投入できるよう開発を進めている。
◆NissanConnect
2024年までに中国市場で販売する9つのモデルに、issanConnectを搭載し、中国市場で販売するモデルの90%をカバーする計画。