BMW、5シリーズ セダンと ツーリングをマイナーチェンジ 安全装備とコネクテッド機能を強化

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ビー・エム・ダブリューは、 5シリーズ セダンと 5シリーズ ツーリングのマイナーチェンジを実施し、販売を開始した。なお納車は、10月以降を予定している。

今回のマイナーチェンジでは、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを全モデルに標準装備。加えて、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離して走行が可能となった。

また、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントをはじめ、Apple CarPlayにも対応したBMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナルの標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性を大幅に高めた。さらに、iPhoneをドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらにエンジンの始動も可能なBMW デジタル・キーも標準装備する。

デザインもブラッシュアップされ、エクステリアは、BMW伝統のキドニー・グリルをよりワイドに一体化すると共に立体的な造形にすることで、格式とエレガントさを際立たせた。ヘッドライトのデザインは、L字型のLEDライトを採用することで、伝統の4灯ヘッドライトを表現しながら、モダンかつスポーティなイメージを強調している。

リヤは、L字型リヤ・コンビネーション・ライトを、より立体的な造形とし、周囲をブラック・アウトすることで、精悍な印象を与えている。さらに、より立体的になったバンパーに、ワイドな台形型エグゾースト・パイプを装備する。サイドビューは、ショート・オーバーハング、長いボンネット、美しいルーフ・ライン、長いホィールベースにより、室内の居住性を高めつつ、クーペに近い美しいプロポーションとした。インテリアにおいては、スイッチ・パネルを全てハイグロス・ブラックとすることで高品質感を高め、さらに、レザー・シートを標準装備することで高級感を演出する。

ツーリングは、ラゲッジ・コンパートメント・パッケージの初採用により、ラゲッジ・ルームの容量を通常の570Lから、リヤ・シートを完全に倒すことなく最大10L拡大することが可能となる。リヤ・シートを完全に倒せば、ラゲッジ・ルーム容量を1700Lとすることが可能となる。大きなテール・ゲートを開けることなく、ウィンドウ部分のみの開閉により、小さな荷物を容易に出し入れすることが可能である。リヤ・サスペンションには、エア・サスペンションを採用することで、重量物をラゲッジ・ルームに積載した際に、自動で車高を調整し、最高の乗り心地と走行安定性を確保している。

パワートレーンは、高効率ガソリンエンジン搭載モデル、クリーン・ディーゼルエンジン搭載モデル、プラグインハイブリッドシステム搭載モデルをラインアップ。ガソリンエンジン搭載モデルには、標準出力型直列4気筒エンジン搭載の523i、高出力型直列4気筒エンジン搭載の530i、BMW伝統の直列6気筒エンジン搭載の540i xDriveの3モデルを設定する。

クリーンディーゼルエンジン搭載モデルには、直列4気筒エンジン搭載の523d xDriveがあり、さらに、魅力的な価格を実現した523d xDrive Edition Joy+も、ラインアップする。

上記に加え、電気モーターでの走行も可能なプラグインハイブリッドシステム搭載モデルとして、 530eを設定。200Vの普通充電にて約4~5時間にて満充電となり、電気のみにて54km(WLTCモード)の走行が可能となっている。直列4気筒ガソリン・エンジンとの組み合わせにより、ハイブリッド燃料消費率は12.8km/L(WLTCモード)としている。

また、初採用となるXtraBoost(エクストラ・ブースト)により、システム・トータルでの最高出力が先代モデルに比べ30kW高まり215kWとなり、電気モーターを環境性能だけではなく、スポーツ走行にも利用している。さらに、魅力的な価格を実現した530e Edition Joy+も、ラインアップしている。

価格はセダンが678万円~1104万円、ツーリングが749万円~1142万円。

 

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