独アウディ、クライムワークス社と提携して大気中のCO2を回収し地下に貯蔵するプロジェクトを推進

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独アウディは9月7日、スイスの環境スタートアップ企業であるクライムワークス(Climeworks)社と提携し、大気中のCO2を直接回収して「石」に変えて貯蔵する未来のテクノロジーのプロジェクトを推進することを発表した。

 

クライムワークス社は、大気中のCO2を直接回収して「石」に変えて貯蔵する世界最大の施設をアイスランドに建設している。同施設では、ダイレクトエアキャプチャー技術により、周囲の大気から二酸化炭素を抽出し、CO2を含まない空気を大気に戻し、空気からろ過されたCO2を地下に送り込んで自然のプロセスによって鉱化させ、地下に貯蔵して二酸化炭素を大気から永久に除去する。なお同施設は24時間年中無休で稼働し、毎年4,000トンのCO2を大気からろ過する。

 

アウディは、クライムワークス社によるCO2回収技術の開発を2013年からサポートしており、今後も新しい熱交換器のコンセプトの開発など、技術的なノウハウを提供して同社をサポートしていくと述べている。

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