三菱自動車は、プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」を9月5日にフィリピンで発売した。アセアンにおいては2019年7月にインドネシアで発売しており、今回のフィリピンへの投入で2ヶ国目となる。
販売については、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション傘下ディーラーであるピーク・モーターズ・フィリピンズ(PMPI)マニラベイ支店で開始し、2021年までに順次国内での販売店舗を拡大するほか、同店舗においては海外市場初となる次世代店舗「電動DRIVE STATION」としての機能を今年度中に追加予定としている。
「電動DRIVE STATION」は、新車販売・アフターサービス等の通常店舗機能に加えて、太陽光発電システムとV2H(Vehicle to Homeの略、電動車に蓄えた電気を家に供給する仕組み)機器を備え、太陽光発電による電動車への充電と、電動車から店舗への電力供給を可能としている店舗。
三菱自動車Co-COOの矢田部陽一郎氏は「本年7月に発表した新中期経営計画で当社はアセアンを成長ドライバーとして位置付けています。『アウトランダーPHEV』のフィリピンへの投入は、アセアン地域の経済発展に加えて、環境保全にも貢献していきたいという当社の姿勢を示すものです。フィリピンの自動車産業並びに地域経済発展に貢献しながら、電動車への理解・共感を広げる活動にも取り組んでいきます」と語った。