日産と野田市、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

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日産、野田市(千葉県)、千葉日産自動車株式会社、日産プリンス千葉販売株式会社の4者は9月4日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したことを公表した。

 

上記協定では、野田市が『電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むと共に、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である日産自動車販売より貸与される電気自動車(EV)「リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める』という内容となっている。

 

野田市は、市の将来像を「~人のつながりがまちを変える~みんなでつくる 学びと笑顔あふれる コウノトリも住めるまち」と定め、みどり豊かな自然環境の保全、再生、利活用を推進しているほか、3R(リデュース、リユース、リサイクル)や東日本大震災を起因とする再生可能エネルギーへの関心の高まり等を踏まえ、太陽光等の再生可能エネルギーの利活用にも取り組んでいる。さらに、上記のような環境側面と、昨年の台風15号から得られた教訓をもとに、防災対策にも力を入れている。

 

また、日産では日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいるのに加え、「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。

 

今回は、日産が推進する「ブルー・スイッチ活動」、野田市が推進する防災および環境対策と、双方の取り組みにお互いが賛同し、協定締結を行う運びとなったと説明している。両者は、今後もこの協定締結を機に、防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した災害に強いまちづくりを推進し、電気自動車(EV)の普及を通じた地域課題の解決に向けて、更に連携を強化していくと述べている。

 

【電気自動車を活用した「災害連携協定」概要】

  • 野田市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、千葉日産自動車、日産プリンス千葉販売の店舗に配備している電気自動車(EV)「リーフ」を無償で貸与する。
  • 野田市、日産、千葉日産自動車、日産プリンス千葉販売の協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。
  • 野田市および日産、千葉日産自動車、日産プリンス千葉販売は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

 

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