日産自動車は6月23日、日産車の購入代金の支払い開始を最大4ヵ月先延ばしできる金融商品、「乗ってからペイメント」の運用を開始したことを公表した。
日産は、昨今では、新型コロナウイルス感染症の影響により、プライベートな移動空間としてクルマを利用する人が増え、新車購入を検討する人も増加傾向にある一方、不透明な経済状況を理由に購入を見合わせるカスタマーもいる状況を受け、今回、利便性が高い購入サポートを実施し、多様化するカスタマー・ニーズに応えていくと述べている。
今回導入を開始した「乗ってからペイメント」について、日産の金融子会社である日産フィナンシャルサービスが展開する、クルマ購入をサポートするための金融商品「ニッサン オートクレジット」の一種で、「ニッサン オートクレジット」では、カスタマーの予算や計画にあわせて4つのプランから選択することが可能だが、「乗ってからペイメント」においては、カスタマーのライフプランに合わせて支払額および支払い期間を自由に設定できるフリータイプのプログラムとなっていると説明している。「乗ってからペイメント」を利用するカスタマーは、支払い開始を最大4ヵ月先延すことが可能であり、かつ契約直後からクルマを利用でき、最初の4ヵ月間は支払いが発生せず、購入5ヵ月目より支払いが開始となる。
日産およびグループ各社は、「人々をより良い世界に」という信念のもと、新型コロナウイルス感染症拡大の終息の一助となることを願い、従業員や関係者と共にさまざまな活動に取り組んでいおり、今回発表した金融サービスは、カスタマーに安心してクルマのある生活を送ってもらうための施策であると述べている。