三菱電機、自社製ビル設備製品を活用した新型コロナウイルス感染拡大防止への取り組みを開始

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三菱電機は6月22日、本社が入居する「東京ビルディング」において、自社製ビル設備製品を活用した新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みを6月から開始したことを公表した。

 

三菱電機は、上記の取り組みについて、エレベーターの乗車前に行き先階を登録することにより、同一行先階の利用者を同じエレベーターへ案内し、複数のエレベーターの運行を最適化する“エレベーター行先予報システム「ELE-NAVI(エレ・ナビ)」”を活用したタッチレスでのエレベーター乗車のほか、エレベーター乗車率の上限変更によるかご内の3密対策や、床面に投影する光のアニメーションにより施設利用者が直感的に案内や注意喚起を理解できる“アニメーションライティング誘導システム「てらすガイドTM」”によるソーシャルディスタンス確保に向けた注意喚起等を行い、施設内の安心・安全な移動を支援すると述べている。

 

乗車号機の表示(左上)、ハンズフリータグ(左下)、新規サイン(例)

 

<取り組みの概要>

①「ELE-NAVI」を活用し、エレベーター利用時の3密防止・タッチレスを実現

  • 利用者が乗車するエレベーターをシステムで割り当てる「ELE-NAVI」を活用し、エレベーターの乗車率の上限を定員の3分の1に設定することで、かご内での密接対策に貢献
  • セキュリティーゲート通行時やエレベーターの乗場操作盤において、IDカードやハンズフリータグを用いて行先階を登録することで、出社時、退社時ともにタッチレスでのエレベーター利用を実現。なお、IDカードやハンズフリータグに登録された行先階とエントランス階の間以外でエレベーターを利用する場合や、ELE-NAVIで指定されたエレベーターに乗り遅れた場合には、行先ボタンを押す必要がある

 

②「てらすガイド」に新たなサインを搭載、人と人との距離確保に向けた誘導を支援

  • アフターコロナの新生活様式に向けた「てらすガイド」の新規サインを制作し、「ソーシャルディスタンスの確保」や「分散乗車」などを注意喚起
  • エントランス階に「てらすガイド」を設置して、通勤時の動線上にサインを投影することで、エレベーターホールの混雑回避に向けた注意喚起やエレベーターへの分散乗車を促す案内を実施

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