横浜トヨペットがスポンサーを務めるエヴァンゲリオンレーシングは6月17日、2020年D1グランプリの参戦車両であるエヴァンゲリオン初号機カラーの「エヴァRT初号機GRスープラ」をウエインズ山下公園店にて初披露した。
横浜トヨペットは、2019年のD1GPから「俺だっ!レーシング」のスポンサーとして車両テストにエンジニアを派遣する等、サポートを続けてきた。そして今年は、設立10周年のエヴァンゲリオンレーシングと「俺だっ!レーシング」が展開する「Weins横浜トヨペットwith俺だっ!」がタッグを組みドリフト競技の最高峰であるD1グランプリにスポット参戦する。
横浜トヨペットの宮原漢二社長は、「マシンが最高の形でレースに挑めるように我々の得意とする技術面からしっかりとサポートする」と意気込みを語った。
会場でアンベールされた参戦車両は、GRスープラをベースとして人気アニメ「エヴァンゲリオン」のキャラクターをモチーフにした紫色と緑色のカラーリングが施されると共に、エンジンをはじめボディの軽量化やリヤサスペンション等、ドリフト競技用にチューニングが施された。
横浜トヨペットの矢島一豊取締役は、車両特徴として「エンジンは1000馬力を目標としてトヨタのV型8気筒4.3Lの3UZ型エンジンを搭載。リヤサスペンションはエンジンパワーをロストしないため、ロングタイプのリンクを使用し、エンジンとのマッチングは非常に良い」と説明し、マシンへの自信をにじませた。
ドライバーは、マレーシアのプロドリフトドライバー、ツンクー・ジャン・レイ選手を起用。リモートで出演したレイ選手は新型コロナウイルスの影響により、現在参戦時期が未定となっているため、ドライビングシミュレータを使用してサーキットコースに慣れる準備をしているとコメントした。
なお、D1に参戦するエヴァRT初号機GRスープラは、ウエインズ山下公園店に展示される。