ボッシュ、日本国内の2019年売上高は3,300億円と堅調な業績を維持

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ボッシュは6月8日、2019年度の日本国内における第三者連結売上高について、前年比1%増の約3,300億円(約27億ユーロ)となり、世界の自家用車および商用車の総生産台数が前年比5.5%減の9,210万台と、グローバルの自動車市場が縮小して厳しい環境となる中、日本において堅調な業績を維持したと述べた。なお、2020年度の業績見通しに関しては、自動車市場にとって厳しい1年となること、また状況が流動的であることから、公表を控えるとしている。

 

事業別での売上高においては、日本の主力ビジネスであるモビリティ ソリューションズ事業が前年比約1.5%増となり、主に、横滑り防止装置(ESC)、先進安全運転支援分野を含むセーフティシステム向け製品、インフォテインメント製品などの取引拡大が売上に貢献したほか、産業機器テクノロジーでは前年比同レベルに届かなかったものの、消費財およびエネルギー・ビルディングテクノロジーは前年比同レベルを維持したと述べている。

 

年次記者会見においてボッシュ株式会社の代表取締役社長クラウス・メーダー氏は「現在の厳しい状況下においても、我々は日本のお客様、日本市場そして長期的な可能性への取り組みに注力します。今後もより良い社会と環境のために、様々なイノベーションを提供してまいります」と語った。

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