日立オートモティブシステムズ、ドイツの自動車部品向けソフトウェア開発会社「ゼネオス社」を買収

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日立オートモティブシステムズは、4月15日付でドイツを中心に自動車部品向けソフトウェア開発事業を展開するseneos GmbH(以下、ゼネオス社)の全株式を取得し、完全子会社化したことを発表した。

 

同社は、電動化など成長分野における製品やシステムを供給する中で、欧州における顧客基盤を拡大し、実績を積み重ねており、また、主に自動車部品のソフトウェア開発に注力するシステムエンジニアリング会社である「ゼネオス社」は、主要な欧州自動車メーカー向けのソフトウェア開発において多くの実績があることから、今後は、ゼネオス社が培ってきた欧州におけるソフトウェア開発力を生かし、製品やシステムの競争力強化や、販売拡大を図ると説明した。

 

さらに、ゼネオス社のソフトウェアを、グローバルに展開する製品やシステムに活用することで、世界中の自動車メーカーのニーズに迅速に対応し、統合制御システムによる先進的なビークル・ソリューションの開発を加速させると述べている。

 

日立オートモーティブシステムズは、電動化、自動運転、コネクテッドといった自動車の高機能化に伴い、自動車におけるアプリケーションなどのソフトウェア搭載量が拡大していることなどから、ゼネオス社の買収を通じて、自動車部品に搭載するソフトウェア開発を的確に行うフロントエンジニアリングを強化するとともに、国・地域ごとの商習慣、最新の共通標準ソフトウェアアーキテクチャー、ソフトウェア開発プロセスのフレームワークなどに基づいて、緻密かつ効率的なソフトウェア開発を実施すると述べた。

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