【ワンダー速報】VW 新型T-CROSS試乗!走りは◎!しかしPOLOやAudi A1同様に惜しい点も…

試乗レポート
■荷室の使い勝手は良好

続いてT-CROSSの後席ドアを見てみると、前席同様ヒンジは鋳造性ですが、内張りはアームレストも含めてすべてハードプラ。

ソフトパッドやファブリックが貼られた場所は一箇所も無し。

さすがにこれは質感不足と言わざるを得ないと思います。

アクティブに使ってもらうために、あえて水洗いできるようになっているというのなら納得なんですが…。

そんなことはないですよね?(笑)

一方で、後席のシートは前席同様にオシャレな柄になっているのは◎。

後席の足元空間も全長やクラスを考えればかなり広いですし、ヘッドレストも3つあるのも良いですね。

身長173cmの私の運転席ポジションでも、後席膝前にはコブシ2つ分はあり、シートバックポケットも運転席・助手席共に付いていて、これも◎です。

センターコンソール後端には、後席用のUSBソケット2口あるのも良いですね。

ただ、後席のリクライニングはしませんし、アームレストも無いです。

ラゲッジ容量は455Lと、このクラスとしては最大級。

最後にラゲッジスペースも見てみましょう。

ラゲッジ容量は455LとCセグを超えるレベルの容量を確保。

T-CROSSのラゲッジスペースは全長4.1mというコンパクトなボディを考慮すればかなり広いです。

レクサスNXが475L、C-HRが318L、CX-30が430L、ライズやロッキーが369Lとなっているので、いかにT-Crossが大容量かわかると思います

後席を倒せばフラットになるラゲッジスペースは使い勝手も良さそう。

ラゲッジボードは2段階で高さ調整も可能。

そして後席を倒せば、フラットな荷室になります。

段差もないフラットなラゲッジスペースになり、使い勝手も良さそう。

トノカバーも立派なものが付いていて、そういうところの作りは良いんですよね。

内外装のインプレッションは以下の動画でも公開中!

 

■1.0Lとは思えないパワフルな走り

内装においてはネガティブな要素が多かったT-CROSSですが、走りは面目躍如です。

T-Crossのパワートレインとトランスミッションは、1.0L 3気筒ターボのTFIエンジンに7速DSGが組み合わされています。

これもポロなどでおなじみの構成ですね。

こちらのエンジンスペックは最高出力 85kW(116ps)/5,000-5,500rpm、最大トルク 200Nm(20.4kgm)/2,000-3,500rpmとなっています。

ワタシ自身、同じくフォルクスワーゲングループの1.0LTFSIエンジン+7速DCTのアウディQ2に乗っていたので、その動力性能はよく理解していますが、1.0Lという数字では想像できないほどトルクフルに走ります。

そして7速DSGのダイレクト感ある走りがとても楽しいです。

この1.0Lエンジンの弱点は、アイドリングストップからの復帰が遅いということ。

ただ、Q2などとは異なり、ブレーキホールドがないのでブレーキペダルから足を離してからアクセルペダルに乗せるまでの間で少しラグが解消されるので、体感的には1秒くらいでアイドリングストップが解除されます。

それにしても最近のクルマの中ではかなり遅いほうなので、これが耐えられないと言う人はアイドリングストップをOFFにして走るしか無いですね。

この弱点以外では、走りにおいては不満はほぼないですね。

高速試乗も試してみましたが、合流時の全開加速も1.0Lとは思えないほど力強く、さらに高速巡航時も騒音振動も、このクラスとしてはかなり抑えられていると思いました。

また、ステアフィールはかなりクイックで、少し切っただけでもノーズが向きを変えます。

高速巡航時はもっとドッシリとしていても良いとは思いますが、そういう際にはアダプティブクルーズコントロールやレーンアシストを使えば車線維持もしてくれるのは安心感が高いと思います。

ただ、やはり電動パーキングブレーキがないおかげで、アダプティブクルーズコントロールは全車速追従はしてくれますが、停止保持機能がないのは惜しいです。

サイドブレーキが好きという人には嬉しいモデルとなるだろう。

動的質感の面では素晴らしく良いので、電動パーキングブレーキにこだわらず、メーターがモノクロ液晶でも構わないと言う人にはおすすめできるクルマになっていると思います。

ただ、購入を急いでいない方は、春以降のカタログモデルの登場を待って、フルデジタル液晶メーターのアクティブインフォディスプレイが選べるようなってから購入したほうが満足度は高いと思います。

T-CROSSが気になっている方は、お近くのフォルクスワーゲンディーラーに足を運んで、ぜひ試乗してみてください。

走りの良さは太鼓判ですので。

試乗インプレッションは以下の動画でも公開中!

 

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[ドラヨス]
月間100万PVのブログ「ワンダー速報」と、月間100万再生以上のYouTubeチャンネル「ワンソクtube」の管理人。
クルマ買うチューバーを自称し、年に何台もクルマを購入してレビューするスタイルが好評。

ワンダー速報ブログ:https://wansoku.com/

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