日本ミシュランタイヤは、地球規模で深刻化する環境問題に対し、事業関連の環境活動に留まらずワンウェイプラスチックの使用を削減し、エコ・ファースト企業として環境保全にさらに貢献する取り組みを推進すると発表した。
世界のプラスチックの生産量が過去50年間で20倍に拡大し、大量の海洋プラスチックごみが発生している。容器、包装、袋などのパッケージが最も多く、特にペットボトルやレジ袋など一度利用されただけで捨てられるワンウェイプラスチックパッケージの生産が、ごみ増加に大きく影響しており、拡大し続けるプラスチックごみに、リサイクルや焼却が追い付かずに、適切に処理されないプラスチックが川や海岸から海に入り込み、深刻な問題を引き起こしている。海洋プラスチック削減は、持続可能な開発目標(SDGs)達成のためにも喫緊の課題となっている。
ミシュランは、2009年に環境省が創設した「エコ・ファースト制度」において「エコ・ファースト企業」の認証を取得した。以来10年間、省燃費タイヤなど環境対応型製品の市場投入の推進、トラック・バス用タイヤにおいて“3R”の推進等により、環境負荷を低減する活動を行ってきた。2020年1月1日からは、社員一人ひとりが貢献できる環境保全活動として、以下を含む取り組みを実施する。
<実施内容>
- 社内のワンウェイプラスチックの使用を控える
- 会議中のペットボトル飲料の使用をやめる
- ロゴ入りマイボトルとエコバッグを社員に提供
- 社内自販機のペットボトルをゼロに
- 社内で提供・販売されるワンウェイプラスチック容器(コーヒーカップ・レジ袋・ストロー・マドラー)を紙製・木製に変更