マツダ、ドライバー異常時対応システムが「市村産業賞 功績賞」受賞

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マツダは3月23日、同社の先進安全技術「ドライバー異常時対応システム(DEA)」が、公益財団法人市村清新技術財団主催の第55回市村賞において「市村産業賞 功績賞」を受賞したと発表した。

市村賞は、科学技術の進歩や産業の発展に貢献した技術開発者を表彰するもので、「市村産業賞 功績賞」では、優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者を対象としている。

今回の受賞対象開発テーマであるドライバー異常時対応システムは、クルマが運転者の体調を見守り、安全を支える技術で、マツダでは、事故を誘発したドライバーの発作や疾患の症例を分析、人体や脳のメカニズムを理解・モデル化することで、意識喪失などの体調変化を高精度に検知し、一般道においても迅速なドライバー異常の自動検知から車両の減速停止ならびにヘルプネット自動接続による緊急通報を行うことで、早期のドライバー救命と、周囲の歩行者や車両への被害軽減を実現する。

同社は、同システムを先進安全技術「DEA」として、昨年発売したクロスオーバーSUV「CX-60」国内向けモデルに採用、同システムに関する最新の国連協定規則に国内で初めて対応している。今後も、安全技術の機能や搭載車種の拡充を計画している。

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