2019年9月17日にフルモデルチェンジで生まれ変わった新型カローラツーリング。国内トヨタ初となる「ディスプレイオーディオ(DA)」を標準搭載しました。
自分が使っているスマホでより手軽につながる“コネクティッドサービス”の登場によって、従来のナビ機能がオプション扱いになるなど、ユーザーの選択肢や販売面でも大きな変化を見せています。
本記事では、カローラツーリングに搭載された最新「ディスプレイオーディオ」で、スマホとクルマがより密接に繋がることでどんな体験ができるのか、その魅力に迫っていきます。
■新型カローラシリーズから搭載されたディスプレイオーディオとは?
ディスプレイオーディオとは、ナビ機能のないディスプレイがついた車載機で、標準機能として、AM/FMチューナー、Bluetooth(音楽を聞ける)、USB電源、Miracastに対応しています。
ナビ機能を使うためには、「Smart Device Link」(スマートデバイスリンク:SDL)というアプリが必要となり、スマートフォンとクルマを連携することで、対応アプリをディスプレイに表示させて使うことができます。
また、Smart Device Linkでは使えるアプリが限られるため、別途オプション(有料)でAndroid AutoとCarPlayにも対応させることが可能で、よりスマホライクな使い方も出来ます。
ディスプレイオーディオの画面サイズは2種類、標準装備の7インチディスプレイ、オプションで選択可能な9インチがあります。実際に使ってみて9インチの方が画面が見やすく操作もしやすいです。初めての方はより大画面を選んだ方が、操作もしやすく使い勝手は良いかもしれません。
また、「スマホを持っていないとナビ機能が使えないので不安」という方には、トヨタ販売店で別途費用はかかりますが、オプションとして従来のナビと同等に使うことができるナビキットを装着することも可能です。
■ディスプレイオーディオはどんなことが出来るの?
ディスプレイオーディオを使うと私たちユーザーはどんな恩恵を受けることが出来るのでしょうか。クルマとスマホが繋がることで得られる最大の利点は、常に新しい情報を受け取れるということです。
今まではナビの地図更新が必要でしたが、販売店に行く必要なく、スマホアプリをアップデートするだけで良くなります。また、カレンダーの予定や着信履歴など、スマホ上の情報をディスプレイに表示することが可能です。
音声認識で行き先を検索したり、電話が出来る等の機能は従来ナビでも一部使えますが、スマホと連携することでより精度が増して快適に使いやすくなります。また、スマホに音楽を入れている人やサブスクリプション(定額サービス)を利用していれば、CDを入れ替える必要もないのも大きなポイントと言えます。
ディスプレイオーディオでクルマとスマホが繋がることで、今まで出来そうで出来なかったことが実現します。