SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースが11月3日に行われ、予選3位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R（松田 次生選手 / ロニー・クインタレッリ選手）が8位で完走し、シリーズランキング3位で2019シーズンを終了した。
決勝レースは、午後1時30分にスタートが切られ、クインタレッリ選手がスタートドライバーを務めた#23 GT-Rは、スタート直後の1コーナーで前を走る#6 LC500をオーバーテイクし2位に浮上したが、GT300クラスの車両がバックマーカーとして現れた5周目に、#37 LC500、#17 NSXの2台にかわされ4位に後退した。19周を終えるところでピットへ向かい、松田選手にドライバーを交代し、タイヤ交換を済ませると、暫定9位でレースに復帰。その後、一時7位まで順位を取り戻したものの、最終的には8位でチェッカーを受けた。#23 GT-Rはこの結果でシリーズポイントを3ポイント追加し、ランキング3位で2019シーズンを終えた。
予選12位からスタートした#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R（高星 明誠 選手/ ヤン・マーデンボロー選手）は、スタートドライバーのマーデンボロー選手が9位までポジションを上げ、20周を終えて高星選手にドライバー交代し、10位でチェッカーを受けた。前日にエンジン交換して最後尾スタートとなった#12 カルソニック IMPUL GT-R（佐々木 大樹選手/ ジェームス・ロシター選手）は、14周目にエンジントラブルが発生し、130Rでレースを終えた。10番グリッドを確保していた#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R（平手 晃平選手/ フレデリック・マコヴィッキ選手）は、ウォームアップ中にエンジントラブルが発生し、決勝レースへの出走は出来ずに終わった。
GT300クラスは、#56 リアライズ日産自動車大学校GT-R（平峰 一貴選手/ サッシャ・フェネストラズ選手）が予選2位からスタートし、序盤から激しいトップ争いが繰り広げられるなか、予選4位からスタートした#11 GAINER TANAX GT-R（平中 克幸選手/ 安田 裕信選手）が、着実に2番手まで浮上した。#56 GT-Rはトップに立ったものの、途中で電気系のトラブルに見舞われ順位を落とした。ファイナルラップには、トップの#65 メルセデスがスローダウンし、#11 GT-Rがすり抜けてトップでチェッカーを受けた。#11 GT-Rは第2戦富士500km以来のシーズン2勝目を遂げ、シリーズ3位となった。GT300クラスでは、10号車が第4戦タイで優勝しており、NISSAN GT-R NISMO GT3が年間3勝を挙げた。
