日本ミシュランタイヤは、三菱ふそうトラック・バスのコンセプト燃料電池トラック「Vision F-CELL」に、ミシュラン製プロトタイプタイヤが装着されたことを発表した。
三菱ふそうトラック・バスは、2017年に世界で初めて小型電気トラック「eCanter」を量産化するなど、環境負荷低減に寄与する車両を市場に投入。「Vision F-CELL」は、東京モーターショー2019で世界初公開された燃料電池小型トラックで、バッテリー式電気自動車を超える次世代のモビリティとなる。車両が新しい技術を搭載すればするほど、タイヤには安全性や転がり抵抗など、高い技術力と性能が求められ、この燃料電池トラックのために設計されたミシュラン製プロトタイプタイヤは、ミシュランの使命を具現化するものであると述べている。
日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長 ポール・ペリニオ氏は、「ミシュランは自動車業界の動きと並走しながら、より多くの技術提供をすることで革新的で持続可能なモビリティへの貢献を目指しています。電気自動車には、バッテリー式より燃料電池テクノロジーが求められます。すべての性能に妥協しないミシュラン・トータル・パフォーマンスに基づいて、三菱ふそう様をはじめとするパートナーの皆様と手を携え、環境性、経済性、安全性に優れた次世代のモビリティ社会の実現に向けて邁進してまいります」と語った。