ブリヂストンは、横浜国立大学(「交通と都市研究室」:中村文彦教授)、公益社団法人日本交通計画協会、株式会社アドヴァンスと共同で研究・開発を進めている、バス停バリアレス縁石のシステム全体の名称を、新たに「PlusStop(プラスストップ)」と決定したと発表した。「PlusStop」という名称は、バス停の英語表記である「Bus stop」に、付加価値を加えたものという意味の「Plus」をあわせた造語で、わかりやすく印象に残る名称とすることで、認知拡大を図り、また、バス停バリアレス縁石の取組みの普及・啓発活動を推進し、認知拡大を図るとともに、日本国内における設置数の増加を目指すとしている。
「PlusStop」は、バス停留所と乗降口の段差と隙間を小さくしてバス利用者の乗降をしやすくするソリューションで、縁石側面の特殊な形状等により、縁石がタイヤをガイドし、バスを停留所に寄せやすくすることで、バス利用者のスムーズな乗降を可能にする。今後、都市化や高齢化、環境問題の深刻化が進む中、公共交通はますますその重要性を増していくと考えられており、「PlusStop」は、特にバス輸送における大きな課題である、高齢者、ベビーカー利用者、車いす利用の障がい者等を含むすべての人々が安心してスムーズに乗り降りできるバリアフリー化に寄与するとともに、スムーズな乗降を実現することで、バスの定時運行にも貢献する。