パイオニアは10月2日、カロッツェリア「サイバーナビ」を中心とした新商品発表会を開催した。同発表会では、サイバーナビ2019年モデル8機種、10V型ディスプレイの車種専用モデル6機種、ハイエンドオーディオカーナビ“Xシリーズ”2機種、楽ナビ6機種、さらにサブウーファーやETCユニットなど、計35点の製品を発表した。
その中でも注目を集めたのが、カーライフのエンタテインメント性を重視したサイバーナビ2019年モデルだ。
同モデル最大の特徴は、車内でWi-Fiスポットを構築できること。これは、NTTドコモが提供する車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に市販カーナビで初めて対応し、ネットワークスティックを接続することでカーナビがWi-Fiスポットとして機能する。データ通信は定額(1日500円、30日1500円、365日12000円から選択可能)のため、通信容量を気にすることなく車内で動画や音楽、オンラインゲームなどを楽しめる。
もちろん、ナビ本体でも通信環境を活用した機能を搭載する。例えば、ナビのWEBブラウザ機能を用いることで、サイバーナビの大画面でYouTube動画を再生できる「ストリーミングビデオ」や、家庭用ブルーレイレコーダー内の映像コンテンツを手軽に遠隔再生できる「レコーダーアクセス」も備え、ネットワークを介して映像コンテンツを存分に楽しめる環境を整えている。
ディスプレイは高精細HDパネルを採用し、ハイレゾ音源再生にも対応。さらに、CDや圧縮音源はもちろん、ネットワーク動画やDVDなどの映像ソースもハイレゾ音源相当にアップグレードする「マスターサウンドリバイブ」機能を搭載し、臨場感あふれる音で映像コンテンツのクオリティを最大限まで引き上げる。
このほかにも、新たに自動地図更新機能を搭載した。事前登録などを必要とせず、ネットワーク環境下にあれば施設や道路情報を自動でアップデート。常に最新の地図で快適なドライブを実現する。
ラインナップは、ラージサイズメインユニットタイプの9V型HD「AVIC-CQ910」と、8V型HDの「AVIC-CL910」。200㎜ワイドメインユニットタイプの7V型HD「AVIC-CW910」、2Dメインユニットタイプの「AVIC-CZ910」で、各モデルにネットワークスティックを付属したモデルを設定した計8機種。セットモデルには、docomo in Car Connectを1年間無料で利用できるお得な特典も用意。価格はオープン価格となっている。