トヨタオートモールクリエイト、新本社オフィスが「サインデザイン賞」に入選

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株式会社トヨタオートモールクリエイトは、本年3月に本社オフィスを移転したが、移転先の本社オフィス内の来客ロビー・応接エリアのサインデザインが、公益社団法人日本サインデザイン協会(SDA)による「2019年度日本サインデザイン賞」に入選したことを発表した。

 

オートモールクリエイトは、2019年9月に会社創立20周年を迎えるにあたり、2018年初よりプロジェクトチームを結成し、本社の機能移転をはじめとした様々な改革を行ってきた。組織の課題として、①岐阜・名古屋・横浜と拠点が分断していることにより人材交流・情報交換が不足していること、②企業理念やミッション&ビジョンなど、全社員の意識を統一する明確な指標が未整理であること、③自然災害の増加や、リアル・ネットを問わず多様化する犯罪手口等、あらゆる脅威への対策強化が必要であること、の3つを挙げ、「コミュニケーションの強化」「社員エンゲージメントの強化」「BCP・セキュリティの強化」を目指し、6つのテーマで活動を進めている。

 

上記6つのテーマとは、(1)ミッション・ビジョンの策定、(2)コーポレートアイデンティティの策定、(3)本社オフィスの移転、(4)風土改革を促す組織変更、(5)働き方を考え、働き甲斐を向上させる社内制度の見直し、(5)新たなIT/ICTツールの活用、としている。

 

ミッション・ビジョンについては、昨年11月に若手社員を中心としたメンバーでワークショップを開催し、それを元に12月に策定。またそのミッション・ビジョンを受け、今年2月に、コーポレートアイデンティティ、ロゴマークを策定した。そして4月には、本社機能を大きく見直す組織変更を行うとともに、フレックスタイム制度やパークアンドライド制度、カフェテリアプランなどを導入しており、今後も引き続き、働き方改革・働き甲斐向上のための社内制度・社内規定の見直しを進めていくとしている。また、合わせてITやICTツールの積極導入も検討し、社員がより快適に働ける環境を整えていく。

 

本年3月に稼働を開始し、今回「日本サインデザイン賞」に入選した新オフィスは、株式会社丹青社の設計・施工によるもので、デザインコンセプトは「クルマの力で街をつなぐ、人をつなぐ」としている。エントランスに描かれた1本の赤い線が、自社の事業拠点である岐阜・横浜と、本社のある名古屋の街並みを表現し、その街を走る多種多様なクルマたちによって、コンセプトを体現する空間を作り上げたと説明。また、赤い線で繋がれた各応接室には、トヨタ自動車を代表する車種名を施し、アイコンとしてミニカーを設置。その車の開発コンセプトや当時の時代背景などに想いを馳せながら、来客とのコミュニケーションのきっかけづくりとして機能している。

 

 

 

 

 

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