日産 フェンシング世界選手権金メダリスト「太田 雄貴氏」と契約

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日産は、元フェンシング選手であり、現在、日本フェンシング協会会長を務める太田 雄貴氏との契約を発表した。

 

太田氏は、2017年8月に日本フェンシング協会の会長に就任して以来、「マイナースポーツのビジネス化に向けて、スポーツビジネスをゼロから立ち上げる」と宣言し、大胆な挑戦を続けている。2018年12月の「全日本フェンシング選手権大会」では、エンターテインメント性を高めた演出で会場を満員にする、という初の試みを成功させたほか、2019年4月には日本代表選手の新たな選考基準の導入を発表するなど、多岐に亘り改革を試み、実績を重ねている。

 

また、フェンシングおよびスポーツビジネスを発展させるカギは、「スポーツテック」であると唱え、フェンシングの剣先の軌跡を可視化する「Fencing Visualized(フェンシング・ビジュアライズド)」の導入を進めるなど、テクノロジーを駆使した斬新な取り組みも実施している。

 

日産は、このような先進的、かつ、あくなき挑戦を続ける太田氏の姿勢に深く共感し、本年4月25日の日本フェンシング協会とのオフィシャルパートナー契約に続き、今回、太田氏との契約に至ったと述べた。

 

フェンシングは、競技判定に電気を使用しているスポーツであり、当初肉眼で行われていた判定に公正を期するため、1936年にエペ種目に電気審判機が導入され、今日に至るという歴史を持っている。

 

「ニッサン インテリジェント モビリティ」のもと電動化を進める日産は、これに親和性を感じ、2019年4月の旧広島市民球場跡地でのイベントでは、太田氏と共に電気自動車(EV)の「日産リーフ」から審判機に給電し、フェンシングのデモンストレーションを実施した。このイベントでは、どんな場所でもフェンシングが楽しめる環境を作り出せる、ということの認知向上を図るとともに、フェンシング競技のユニークな施策を通して「日産リーフ」の蓄電池機能も広く一般から注目を集めた。

 

太田 雄貴氏は、このような取り組みを通して、日産のイノベーションがもたらすワクワクや、安全で安心なドライブを可能にする先進技術を伝える「Nissan Excitement Ambassador」として広告宣伝活動やイベントに登場する予定となっており、第一弾の取り組みとして7月16日に行われるイベントに登壇を予定している。

 

 

日産自動車 星野 朝子 副社長は、「世界の様々な大会でメダルを獲得したということに安住せず、技術を使った斬新な発想を取り入れて、スポーツをする側も見る側も楽しくなるようなアイディアを次々と打ち出して、チャレンジを続ける太田 雄貴さん。かねてより、私自身もワクワクしながら、スポーツ界、フェンシング界の変化を見てきました。この度、日産のアンバサダーの一人として就任いただけることになり、日産も太田さんと一緒になって、日本のお客さまにワクワクを提供できるよう、取り組んでいきたいと思います。」と述べた。

 

太田 雄貴氏は、「技術の日産がもたらす「エキサイトメント」を、わかりやすく楽しく世の中へと伝えていくことが、「Nissan Excitement Ambassador」としての私の使命です。日産は革新的で世の中をワクワクさせる技術を次々と実現しています。まだまだ語りつくされていない感動がそこにはあります。私は「感動させるフェンシング」を実現させるため、Fencing Visualizedをはじめ、様々な新しいテクノロジーや表現を業界に持ち込みました。イノベーションで人々をワクワクさせるという共通の目的にむかって、私自身も日産のイノベーションにさらに深く触れ、学びながら、そこで体感したワクワクをみなさまにお伝えしていきたいと思っています。」とコメントした。

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