中古車買い取り販売のガリバーを運営する㈱IDОMが展開する、クルマの個人売買サイト「ガリバーフリマ」は、アプリで簡単にクルマの売買が行える新感覚のクルマ専門のフリマサービスで、個人間取引でありながら、経験と知識を持った専任スタッフが売買や取引後の手続きの仲介(車両の移動)などのサポートが受けられる。2019年第1四半期の取引ランキング(出品部門・購入部門)が発表された。
車種別の取引台数ベスト10は出品部門・購入部門ともにスズキ・ワゴンRが首位だった。このランキングでも軽自動車の進出ぶりは目覚ましく、出品で4モデル、購入では5モデルがランクインしており、購入時に手ごろな価格のクルマを求める傾向が強いフリマのユーザーには、本体価格が安く、消費税もかからないため初期購入費用が格段に安くなり、税金の安さ、燃費の良さと総合的な維持費の安さが軽の魅力を高めている。
フリマユーザーには、手ごろな価格の軽自動車の需要が高い。取引価格は50万円以下が最も多く、安価なクルマほど活発に取引されている。
現在、新車市場で人気が高い、ホンダ・N-BОX、スズキ・スペーシア、同ジムニーはランクインしておらず、新車で人気車種は手放す人が少なく、中古車市場に出回る数が少ない。出てきても人気があるため価格が下がりにくく、フリマユーザーのニーズには合わないと考えられる。
各部門の車種別台数ランキングは、出品部門が①スズキ・ワゴンR、②ダイハツ・ムーヴ、③ホンダ・フィット、④トヨタ・プリウス、⑤ダイハツ・タント、⑥日産・セレナ、⑦ホンダ・ステップワゴン、⑧同ライフ、⑨同オデッセイ、⑩トヨタ・ヴォクシーの順。
購入部門は①ワゴンR、②タント、③ライフ、④ムーブ、⑤フィット、⑥セレナ、⑦オデッセイ、⑧ステップワゴン、⑨ラパン(スズキ)、⑩プリウスとなっている。
ブランド別では、トヨタが圧倒的にリードしていることは今さらいうまでもないが、新車販売台数で3位のホンダがこのランキングで2位に上がっているが、これも軽自動車ニーズの高さによるものと思われる。
有山勝利プロフィール
1937年生まれ。1960年に総合輸入車ディーラーに入社、そのまま定年まで殆ど広報作業に従事、依頼により1966年より、ブリヂストン・タイヤニュース、週刊大衆に連載執筆、筆名に有川 浩を使用、月刊自家用車、報知新聞、日刊スポーツ、スポーツニッポン、ディリースポーツ、マイカー情報(札幌)、くるまにあ にも連載、単発は無数。媒体側と広報担当の双方と交友、互助の功を上げた。