中部地区最大級の福祉機器展、第22回国際福祉健康産業展「ウェルフェア2019」が5月30日から6月1日まで、ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭)で開催され、91社・団体が出展。このうち、自動車メーカーではトヨタ、日産、スズキの3社が最新のモデルを展示したほか関連情報を発信した。3日間の来場者は6万5079人(前回比5550人減)だった。
トヨタはミニバンタイプの車いす仕様車を中心に7台を展示。今年3月に改良されたユニバーサルデザインを持つジャパンタクシーも展示された。折りたたんだ手動車いすを自動的にルーフ上のボックスに収納する、プリウス・フレンドマチック取付用専用車 タイプⅣには大きく注目が集まった。
日産自動車は、NV350キャラバン・チェアキャブ車いす+1名仕様、セレナ e-パワーハイウェイスター・茶キャブスロープタイプ車いす1名サード仕様、ノート e-パワーメダリスト・助手席回転シートと、人気のパワーユニット、e-パワーをベースとするモデルを中心に3台を展示した。
スズキはスペーシア、エブリイワゴン、エブリイをベースとした車いす移動車、ワゴンR/ワゴンRスティングレーをベースとした昇降シート車を5台展示したほか、電動車いす/電動カートも併せて展示。電動カート(ET4D)の傾斜お知らせ機能を体験できるよう、ブース内にはスロープ付の試乗コースも設けられた。