子ども向け福祉用具・機器類の展示会「キッズフェスタ2019 第18回子どもの福祉用具展」が4月13日と14日、TRC東京流通センター第1展示場(大田区平和島)で開催され、福祉車両の分野ではトヨタウェルキャブシリーズ(出展:トヨタモビリティ東京)と、日産ライフケアビークル(出展:日産自動車/オーテックジャパン)が展示された。
今年で18回目を迎えたキッズフェスタは、車いすやバギー、姿勢保持具をはじめ各種補助用具や訓練具、寝具、衣類、さらには遊具と子ども向けの福祉用具が一堂に揃う年に一度の展示会。特に、今回は展示スペースが拡大され来場者もゆとりをもって見学できた。
トヨタモビリティ東京のブースでは、エスクァイアとシエンタをベースとした車いす仕様車(スロープタイプ)を展示。中でも、コンパクトサイズのミニバンのシエンタは、手ごろなボディサイズにより狭い道での取り回しが良好な上に、天井にもゆとりがある広い室内空間を持ち、リクライニングタイプの車いすやバギーのままでも乗車が可能だ(寸法によって乗車できない場合もあり)。
また同社は車両展示と共に、都内3カ所に展開する福祉車両の専任スタッフが常駐する店舗、ウェルキャブステーション(王子店、三鷹野崎北店、南大沢店)も紹介した。
日産/オーテックジャパンのブースでは、セレナ/セレナe-パワーをベースとし、車いすのまま乗降できるチェアキャブと、軽自動車のデイズルークス・助手席スライドアップシートを展示した。人気のミドルサイズミニバンと、ランニングコストに優れる軽自動車を一度に比較することができた。
来場者は若いファミリーが中心で、子どもの成長に合わせ標準車から福祉車両への代替え、あるいは、家族が増えたことでより広い福祉車両への代替えなど購入意図のある来場者も多く、両ブースとも展示車で乗降を試す来場者が後を絶たなかった。