積載性能を高めた軽自動車「ウェイク」

試乗レポート

ダイハツ・ウェイクは、前回のモーターショーで発表したコンセプトカー「デカデカ」をベースに開発され、車名にはワクワクした心を「呼び覚まし」日本を元気付けたい、そんな思いが込められている。

このウェイクは、軽自動車のウィークポイントの一つであった積載スペースの少なさを解決したモデルで、企画段階からレジャーで本当に使えるクルマを目指した。45もの使用シーンを想定し、中でも人気の高い6ジャンル(スノーボード、サーフィン、登山、サイクリング、釣り、キャンプ)のレジャープロフェッショナルとコミュニケーションを図ることで、レジャーシーンでの利便性を高めるとともに、豊富なオプション用品類にも反映されている。

レジャーシーンでの使い勝手を高めるため、荷室のフロアを掘り下げたラゲージアンダートランクを設定した。アンダートランクは最大で深さ320㎜×幅640㎜×長さ380㎜(2WD)の寸法で、2ℓペットボトルが24本積めるスペースを持つ。

タントよりも85㎜高い全高1835㎜とあいまって、荷室の天井からトランクの底まで1485㎜の高さが確保され、ゴルフバックやスノーボードなどの長尺物も立てた状態で積載することが可能になった。パワーユニットは、ターボエンジンとNAエンジンがあり、それぞれに2WDと4WDを設定。4WDはより行動範囲を広げてくれる。

また、背の高さは乗り降りのしやすさにも反映され、ドアの開口部の高さは地上から1700㎜となり、身長173cmの筆者も乗り降りでは大きく身体をかがめることなく、軽自動車に乗り込んだという意識もなかった。背が高いということでスライドドアは重くなりがちだが、パワースライドドアを採用しているので、勾配のある道でも開閉は無理なく行なえる。

一方、背の高いクルマゆえコーナーでは大きなロールが危惧されるが、前後ショックアブソーバーのサイズアップなど高剛性化で安定性を向上。さらに、ウレタンバンプスプリングの採用やスタビライザーの標準装備により、ロールを徹底して抑制している。

その効果は街中ですぐに感じられ、1835㎜という全高を忘れさせるほど違和感のない走りだった。ブレーキやステアリングの反応もドライバーの意思に忠実で、背の高いクルマを走らせているという意識はあまりなかった。静粛性も高いレベルにあり、車内の会話も弾みそうだ。

そして、是非体験してもらいたいのが運転席からの視界。ウェイクはタントよりアイポイントが高く、ピラーを立てることで優れた視界を確保し、運転席に座るとかなり遠くまでしっかり見通すことができる。まるでミニバンやSUV並みの見晴らしで、初心者ドライバーでも安心でき、扱いやすいクルマだ。

もちろん、他のダイハツモデル同様、イーステクノロジーによる低燃費(25・4㎞/ℓ=2WD、NA/JC08モード)をマークするとともに、全グレードに先進安全技術、スマートアシストも設定されている。これまで軽自動車の場合、限られたスペースゆえ人が乗るか、荷物を載せるかの「二択」だったが、このウェイクは迷う必要がない。まさに新ジャンルの軽自動車と呼ぶにふさわしいモデルだ。

ダイハツ・ウェイクは、前回のモーターショーで発表したコンセプトカー「デカデカ」をベースに開発され、車名にはワクワクした心を「呼び覚まし」日本を元気付けたい、そんな思いが込められている。

このウェイクは、軽自動車のウィークポイントの一つであった積載スペースの少なさを解決したモデルで、企画段階からレジャーで本当に使えるクルマを目指した。45もの使用シーンを想定し、中でも人気の高い6ジャンル(スノーボード、サーフィン、登山、サイクリング、釣り、キャンプ)のレジャープロフェッショナルとコミュニケーションを図ることで、レジャーシーンでの利便性を高めるとともに、豊富なオプション用品類にも反映されている。

レジャーシーンでの使い勝手を高めるため、荷室のフロアを掘り下げたラゲージアンダートランクを設定した。アンダートランクは最大で深さ320㎜×幅640㎜×長さ380㎜(2WD)の寸法で、2ℓペットボトルが24本積めるスペースを持つ。

タントよりも85㎜高い全高1835㎜とあいまって、荷室の天井からトランクの底まで1485㎜の高さが確保され、ゴルフバックやスノーボードなどの長尺物も立てた状態で積載することが可能になった。パワーユニットは、ターボエンジンとNAエンジンがあり、それぞれに2WDと4WDを設定。4WDはより行動範囲を広げてくれる。

また、背の高さは乗り降りのしやすさにも反映され、ドアの開口部の高さは地上から1700㎜となり、身長173cmの筆者も乗り降りでは大きく身体をかがめることなく、軽自動車に乗り込んだという意識もなかった。背が高いということでスライドドアは重くなりがちだが、パワースライドドアを採用しているので、勾配のある道でも開閉は無理なく行なえる。

一方、背の高いクルマゆえコーナーでは大きなロールが危惧されるが、前後ショックアブソーバーのサイズアップなど高剛性化で安定性を向上。さらに、ウレタンバンプスプリングの採用やスタビライザーの標準装備により、ロールを徹底して抑制している。

その効果は街中ですぐに感じられ、1835㎜という全高を忘れさせるほど違和感のない走りだった。ブレーキやステアリングの反応もドライバーの意思に忠実で、背の高いクルマを走らせているという意識はあまりなかった。静粛性も高いレベルにあり、車内の会話も弾みそうだ。

そして、是非体験してもらいたいのが運転席からの視界。ウェイクはタントよりアイポイントが高く、ピラーを立てることで優れた視界を確保し、運転席に座るとかなり遠くまでしっかり見通すことができる。まるでミニバンやSUV並みの見晴らしで、初心者ドライバーでも安心でき、扱いやすいクルマだ。

もちろん、他のダイハツモデル同様、イーステクノロジーによる低燃費(25・4㎞/ℓ=2WD、NA/JC08モード)をマークするとともに、全グレードに先進安全技術、スマートアシストも設定されている。これまで軽自動車の場合、限られたスペースゆえ人が乗るか、荷物を載せるかの「二択」だったが、このウェイクは迷う必要がない。まさに新ジャンルの軽自動車と呼ぶにふさわしいモデルだ。

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