日産自動車のインド現地子会社であるインド日産は10月4日、インドで生産・販売するコンパクトSUV「マグナイト」をマイナーチェンジし、同日より発売した。
2020年に初代モデルが登場したマグナイトは、インドにおいて強固なプレゼンスを確立しており、これまでに20の右ハンドル市場に輸出。販売台数はインド国内及び海外市場で累計15万台に到達するという。
今回のマイナーチェンジでは、高効率なパワートレインを採用し、より洗練されたデザインに刷新した他、先進技術、安全装備の強化が図られた。また、2025年からは新たに左ハンドル市場への輸出を開始し、2026年までにインドから65以上の市場に向けて、10万台レベルの輸出を行うことを目指している。
マグナイトは、都市部での運転に最適なコンパクトなボディサイズでありながら、広いホイールベースにより5人乗車を実現。パワートレーンでは、ターボチャージャー付1.0リッターエンジンを搭載し、トランスミッションにはマニュアルトランスミッションとCVTを設定し、これらを組み合わせることで、燃費とレスポンス性能の最適なバランスが図られた。
外装では、頑丈さを感じさせるデザインを採用し、フロントとリアにLEDライトを装備し、合金ホイールとルーフレールを組み合わせた。
内装では、新たにTFTディスプレイや、スマートフォンとシームレスにつながるワイヤレスApple CarPlayとAndroid Autoを設定した他、ワイヤレスのスマートフォン充電器も搭載。さらに調整可能な4色のアンビエント照明を採用したことで、室内の快適性を向上した。
新機能としては、リモートエンジンスタートや降車時オートロック・接近時アンロック機能、冷却機能付きグローブボックスに加え、エアイオナイザー等を採用。
安全面では、全グレードに6つのエアバッグを装備した他、ボディには強化スチールを使用し、自動調光リアビューミラー、アラウンドビューモニターも採用した。