日産、フルモデルチェンジした新型「パトロール」を中東で世界初披露

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日産自動車の子会社の中東日産会社は9月3日(現地時間)、フルモデルチェンジした新型「パトロール」を中東で発表した。11月1日からアラブ首長国連邦、サウジアラビア、中東地域の日産のパートナーの販売店での販売開始を予定している。メーカー希望小売価格はUSD 65,000から。

今回のフルモデルチェンジでは、今まで培ってきた伝統を継承しつつ、パワフルなV6ツインターボエンジン、大胆なデザイン、シームレスなインフォテイメントとプレミアムな内装、最先端の技術の採用等、SUVの在り方を再定義する大胆な刷新が行われた。

パワートレーンでは、最大出力425PS/最大トルク700Nmを発揮する新型3.5リットルV6ターボエンジンを搭載。従来のV8エンジンと比較して出力で7%、トルクでは25%向上し、燃費も大幅に改善。9速ATが組み合わされ、様々な路面に対応する優れた走行性能を実現した。

また、通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保する等、走行シーンによって適切な車高に調整することを可能にした「アダプティブ エアサスペンションシステム」を標準装備している他、標準・砂地・岩場・轍・エコ・スポーツの6つから選択可能なドライブモードを採用。さらに、日産初採用の4WDトランスファーモードインターロックシステムによりシームレスなモードの切り替えが可能となった。

外装では、パトロールの伝統を継承しつつ、“unbreakable(壊れることのない頑丈性)”を体現した先進感のあふれるデザインに刷新。アダプティブ ドライビング ビーム(ADB)技術を採用した印象的なC形のヘッドライトをフロントのVモーショングリルの左右に配した他、足元には22インチの合金ホイールを装着する等、力強い外観を演出。

快適さと最先端のテクノロジーが調和するよう緻密に設計された内装では、2つの14.3インチのディスプレイを配したインフォテインメントシステムにGoogle ビルトインを搭載した日産コネクト2.0を採用。ディスプレイには、障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影するInvisible-to-Visible技術を採用し、「ウルトラ ワイドビュー」により視野は170度まで拡大する他、「インビジブル フードビュー」により車両の真下を透過しての確認が可能となった。

また、内蔵された赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を自動で調整して快適な車内環境を保つ「バイオメトリック クーリング」や、12個のスピーカーからなる「クリプシュ プレミアムオーディオシステム」、64色から選べるアンビエント ライトシステム等を採用することで、上質な室内空間を実現した。

運転支援技術については、「プロパイロット」を中東地域として初採用。車速調整や車線維持に加え、ナビゲーションデータを活用してカーブやインターチェンジでの車速を自動調整する機能も備えている。

 

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